ロッテは11日、今季不振で打線の軸としての期待に応えられていなかった外国人野手フェリックス・ホセ(42)の退団と、代わりの新外国人野手エドゥアルド・リオス(34)の入団を発表した。リオスは契約金3万ドル(約360万円)、年俸13万ドル(約1560万円)の総額16万ドル(約1920万円)で契約し、背番号は3に決まった。
ホセは1999年、2001年とロッテに在籍し打線の軸として活躍したが、99年サムソンとのプレーオフ第7戦で勝ち越しホームランを打った際、サムソンファンから物が投げつけられたことに激情し、バットを内野スタンドに投げ返すなどの騒ぎを起こすなど、名うてのトラブルメーカーとして知られていた。2006年ロッテに復帰、22本塁打を記録し打線の軸として活躍した。42歳と史上最年長野手となった今季は、春季キャンプでの負傷で示範競技に出場しなかったなど大きく出遅れ、10日まで23試合に出場、打率.256、1本塁打、12打点と低調な成績だった。韓国4年間の通算成績は394試合に出場、打率.309、411安打、95本塁打、314打点、22盗塁。
リオスはベネズエラ出身の右投げ右打ちの内野手で、米国大リーグ・ドジャース傘下のマイナーリーグ、独立リーグ、台湾プロ野球、メキシカンリーグなどを渡り歩き、今季はメキシカンリーグ・アグアスカリエンテスでプレーし打率.358、10本塁打と好調だった。2006年は本塁打(33本)、打点(112点)の2冠王に輝いている。メキシカンリーグの通算成績(2002−07年)は、544試合に出場、打率.299、119本塁打、459打点。長距離砲として期待されるリオスは12日にも入国し、早ければ18日のハンファ戦から出場する予定。