キアは11日、今季新外国人投手として入団したセス・エサートン(30)の退団と、それに代わる新外国人投手ジェイソン・スコービー(28)の入団を発表した。スコビーとは契約金、年俸総額19万8000ドル(約2380万円)で契約している。日本プロ野球・東京ヤクルトに移籍したグレイシンガー(日本での登録名はグライシンガー)に代わる外国人投手として期待されたエサートンは、これまで6試合に登板し2勝2敗、防御率4,22と期待に応えられないでいた。しかも4日のハンファ戦、10日のLG戦ともに肝心な場面で何本もの本塁打を浴びての敗戦が続き、今後に不安を抱かせたのが首脳陣に退団を決意させた最大の要因と思われる。さらにキアは現在6連敗中で最下位に低迷している。
右腕のスコービーは2001年米国大リーグ・メッツ傘下のマイナーリーグに入団し、これまで大リーグ経験はなく、今季はブルージェイズ傘下の3Aシラキュースに在籍していた。今季の成績は6試合に出場、2勝2敗、防御率4.22。2006年までのマイナーリーグ6年間の通算成績は146試合に出場、36勝42敗14S、防御率3.78。多彩な変化球の持ち主で、先発として起用される予定で、低迷するキアの救世主になれるかが注目される。