LGは18日、米大リーグ・ブレーブスやレッズで登板経験のある左腕ポン・ジュングン投手(25)の入団を発表した。ただし韓国プロ野球の経験がないため、2007年度の1次ドラフト指名選手という形式をとる。契約金は10億ウォン(1億1680万円)、年俸は3億5000万ウォン(約4090万円)の総額13億5000万ウォン(1億5770万円)の破格の待遇。ドラフトでの入団のためLGでのプレーは来季以降となる。
ポン・ジュングンは高校卒業後ブレーブスとマイナー契約し、2002年大リーグに初昇格した。2004年にレッズへ移籍したが、昨季は肩の手術のリハビリに費やしてしまい登板できなかった。それでも今年3月のWBC(ワールドベースボールクラシック)韓国代表に選ばれ、3試合で無失点と好リリーフを見せチームのベスト4進出に貢献した。だが今季は開幕メジャーに残れず、その後も昇格できず5月に自由契約となり放出された。大リーグ通算成績は7勝4敗1S、防御率5.17。マイナーリーグ通算成績は46勝41敗3S、防御率3.70。
また、LGは16日今季の外国人選手として契約したマニー・アイバー投手(34)をウェーバー公示にかけるようKBO(韓国野球委員会)に要請し、退団させることにした。アイバーは今季抑えとしての活躍が期待されたが、キャンプ中から右ひじに痛みを訴え、示範競技(オープン戦に相当)も出場せず大きく出遅れ開幕は2軍スタートとなった。4月上旬2軍戦に登板後ひじに痛みを覚え検査したが異常はなかったものの、しばらく安静が必要と診断された。その後練習やリハビリを重ねても繰り返し痛みを訴え、復帰は無理と判断され1軍登板のないままアイバーの退団が決定した。球団は新外国人の獲得を調査中。