DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

 元大リーガーのポン・ジュングンが入団、外国人投手アイバーが退団

 LGは18日、米大リーグ・ブレーブスやレッズで登板経験のある左腕ポン・ジュングン投手(25)の入団を発表した。ただし韓国プロ野球の経験がないため、2007年度の1次ドラフト指名選手という形式をとる。契約金は10億ウォン(1億1680万円)、年俸は3億5000万ウォン(約4090万円)の総額13億5000万ウォン(1億5770万円)の破格の待遇。ドラフトでの入団のためLGでのプレーは来季以降となる。
 ポン・ジュングンは高校卒業後ブレーブスマイナー契約し、2002年大リーグに初昇格した。2004年にレッズへ移籍したが、昨季は肩の手術のリハビリに費やしてしまい登板できなかった。それでも今年3月のWBC(ワールドベースボールクラシック)韓国代表に選ばれ、3試合で無失点と好リリーフを見せチームのベスト4進出に貢献した。だが今季は開幕メジャーに残れず、その後も昇格できず5月に自由契約となり放出された。大リーグ通算成績は7勝4敗1S、防御率5.17。マイナーリーグ通算成績は46勝41敗3S、防御率3.70。
 また、LGは16日今季の外国人選手として契約したマニー・アイバー投手(34)をウェーバー公示にかけるようKBO(韓国野球委員会)に要請し、退団させることにした。アイバーは今季抑えとしての活躍が期待されたが、キャンプ中から右ひじに痛みを訴え、示範競技(オープン戦に相当)も出場せず大きく出遅れ開幕は2軍スタートとなった。4月上旬2軍戦に登板後ひじに痛みを覚え検査したが異常はなかったものの、しばらく安静が必要と診断された。その後練習やリハビリを重ねても繰り返し痛みを訴え、復帰は無理と判断され1軍登板のないままアイバーの退団が決定した。球団は新外国人の獲得を調査中。