LGは23日、2017年のFA(フリーエージェント)選手となっていたポン・ジュングン投手(36)と契約期間2年、総額15億ウォンで再契約した。
左腕ポン・ジュングンは1998年にメジャーリーグベースボール(MLB)・アトランタブレーブスと契約し、2002年にブレーブスでメジャーリーグに初めて昇格した。2003年にはメジャーリーグで44試合に登板し、2004年にはシンシナティレッズに移籍したが傘下のマイナーリーグチームでの登板が主となった。2006年にWBC(ワールドベースボールクラシック)韓国代表に選ばれ、ベスト4進出で特例により兵役免除の恩典を受けた。この年LGに新人ドラフトで指名され、2007年より本格的に一軍の試合に登板し主に先発として起用された。2008年には北京オリンピック韓国代表に選ばれ優勝を経験した。2009年にもWBCに出場し韓国代表の準優勝に貢献した。
2010年まで3年連続2ケタ勝利と活躍したが、2011年に故障で4試合しか投げられなかったことを契機に2012年より抑えに転向し、2013年には自己最多の38セーブを記録した。2014年にも30セーブを記録し仁川アジア大会にも出場したが、2015年は不調で15セーブにとどまり、2016年シーズンは抑えの座をイム・ジョンウに譲ったこともあり19試合に登板、1勝2ホールド、防御率4.95の成績だった。メジャーリーグでの通算3年間の成績は48試合に登板、7勝4敗1セーブ3ホールド、防御率5.17。韓国での通算10年間の成績は321試合に登板、55勝46敗109セーブ2ホールド、防御率3.41。そして2016年シーズンオフ、初のFAを行使しLGに残留し、今後も投手陣の精神的支柱としての役割が期待される。
(12月23日現在の為替レート:1億ウォンが973万4100円。)
(文責:ふるりん)