LGは19日、今季オフFAを申請したチェ・ドンス(37)、イ・ジョンヨル(35)、チェ・ウォンホ(35)の3名とすべて契約し、全員前所属球団のLGに残留することとなった。今季最下位に終わったLGは、戦力補強のためFAを申請した他球団の大物選手の獲得を目指していて、自分のチームのFAを取得した選手に権利行使を勧めた。
チェ・ドンスは契約金1億ウォン(約670万円)、3000万ウォン(約200万円)増の年俸1億5000万ウォン(約1000万円)の総額2億5000万ウォン(約1670万円)で再契約した。チェ・ドンスは37歳ながら今季も2007年と同じ主軸を打ち、110試合に出場、打率.265、14本塁打、62打点の成績で本塁打、打点はチームトップだった。若手野手が伸び悩んでいるLGでは、2009年以降もまだまだ出場機会が多いと思われる。プロ15年間の通算成績は953試合に出場、打率.264、647安打、71本塁打、357打点、8盗塁。
イ・ジョンヨルは現状維持の年俸1億7000万ウォン(約1130万円)で契約した。イ・ジョンヨルは高校卒業後1991年LGに入団し、他球団に移籍することなく、主に内野のどこでも守れるユーティリティープレイヤーとして活躍してきた。今季は121試合に出場した2007年より出場機会が減り、81試合に出場、打率.232、1本塁打、26打点、0盗塁の成績だった。2009年には36歳となるベテランで年齢的に衰えが見られなくもないが、貴重なスイッチヒッターであるため、年俸は現状維持で残留することとなった。プロ18年間の通算成績は1642試合に出場、打率.248、1172安打、52本塁打、448打点、131盗塁。
チェ・ウォンホは現状維持の年俸2億ウォン(約1330万円)で再契約した。大学卒業後1996年現代に入団したチェ・ウォンホは1998年に10勝をあげ、2000年LGに移籍し先発として活躍を続けてきた。今季は故障もありわずか11試合の登板にとどまり、1勝5敗、防御率5.90とプロ入り後最低の成績に終わった。だが若手が育っていないLGでは経験豊富なチェ・ウォンホがまだまだ必要とされるため、再契約となった。プロ13年間の通算成績は299試合に登板、64勝71敗3S、防御率4.60。
(文責 : ふるりん)