DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  FA申請したチェ・ドンス、イ・ジョンヨル、チェ・ウォンホと再契約

 LGは19日、今季オフFAを申請したチェ・ドンス(37)、イ・ジョンヨル(35)、チェ・ウォンホ(35)の3名とすべて契約し、全員前所属球団のLGに残留することとなった。今季最下位に終わったLGは、戦力補強のためFAを申請した他球団の大物選手の獲得を目指していて、自分のチームのFAを取得した選手に権利行使を勧めた。
 チェ・ドンスは契約金1億ウォン(約670万円)、3000万ウォン(約200万円)増の年俸1億5000万ウォン(約1000万円)の総額2億5000万ウォン(約1670万円)で再契約した。チェ・ドンスは37歳ながら今季も2007年と同じ主軸を打ち、110試合に出場、打率.265、14本塁打、62打点の成績で本塁打、打点はチームトップだった。若手野手が伸び悩んでいるLGでは、2009年以降もまだまだ出場機会が多いと思われる。プロ15年間の通算成績は953試合に出場、打率.264、647安打、71本塁打、357打点、8盗塁。
 イ・ジョンヨルは現状維持の年俸1億7000万ウォン(約1130万円)で契約した。イ・ジョンヨルは高校卒業後1991年LGに入団し、他球団に移籍することなく、主に内野のどこでも守れるユーティリティープレイヤーとして活躍してきた。今季は121試合に出場した2007年より出場機会が減り、81試合に出場、打率.232、1本塁打、26打点、0盗塁の成績だった。2009年には36歳となるベテランで年齢的に衰えが見られなくもないが、貴重なスイッチヒッターであるため、年俸は現状維持で残留することとなった。プロ18年間の通算成績は1642試合に出場、打率.248、1172安打、52本塁打、448打点、131盗塁。
 チェ・ウォンホは現状維持の年俸2億ウォン(約1330万円)で再契約した。大学卒業後1996年現代に入団したチェ・ウォンホは1998年に10勝をあげ、2000年LGに移籍し先発として活躍を続けてきた。今季は故障もありわずか11試合の登板にとどまり、1勝5敗、防御率5.90とプロ入り後最低の成績に終わった。だが若手が育っていないLGでは経験豊富なチェ・ウォンホがまだまだ必要とされるため、再契約となった。プロ13年間の通算成績は299試合に登板、64勝71敗3S、防御率4.60。
(文責 : ふるりん