現代 ７−２ サムソン （大邱）
（勝）キャラウェイ ３勝２敗 （敗）ブラウン １勝３敗
（本塁打） 現代 ： イ・テックン ４号
現代が先勝し前日は雨天中止で水入りとなった首位攻防戦第２ラウンドは、現代が１回表サムソンの先発ブラウン（元阪神）からチョン・ソンフンの犠牲フライで１点を先制した。サムソンはその裏現代の先発キャラウェイからキム・デイクのタイムリーで２−１と逆転するが、現代は３回表イ・テックンの本塁打とチョン・ソンフンのタイムリーで３−２と逆転した。キャラウェイは２回以降サムソンにヒットすら１本しか許さず、８回を２失点に抑える。サムソンもブラウンと２番手クォン・オジュンの好投で現代に追加点を許さなかったが、現代は９回表アン・ジマン、パク・ソクチン、カン・ヨンシクなどサムソンの自慢の中継ぎ陣を攻略し、チェ・ジョングク、イ・テックン、イ・スンヨンのタイムリーで４点を追加する。
最後は２番手シン・チョリンがランナーを出しながらもサムソンの最後の反撃を抑え、現代が６連勝で韓国シリーズに優勝した2004年10月以来の単独首位に立った。イ・テックンはこの試合も４安打１本塁打２打点と大暴れし、２試合で３本塁打とチームの首位奪取に貢献した。３勝目をあげたキャラウェイも１，２回以外は安定した投球だった。昨季はシム・ジョンス、パク・チンマンら主力選手の移籍で７位に低迷し、今季も開幕前に大方の予想は下位となっていた現代の快進撃は意外だといっても過言ではない。しかも昨季の二冠王サットンを故障で欠いた打線でである。ＳＫとの首位攻防戦に３連勝したが、現代との首位攻防戦には連敗した昨季の覇者サムソンはＳＫ、ハンファに抜かれ４位に転落した。
ロッテ ５−９ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）ユン・ギルヒョン ２勝１敗 （敗）キム・スファ １勝４敗
（本塁打） ＳＫ ： イ・デス ２号
ＳＫは１回裏ロッテの先発キム・スファからキム・ジェヒョンのタイムリーで１点を先制すると、２回裏パク・チェホンのタイムリーで１点を追加する。ロッテは３回表ＳＫの先発ユン・ギルヒョンからマイローの内野ゴロの間に３塁走者が生還し１点を返すが、ＳＫはその裏パク・キョンワンのタイムリーで１点を追加する。ロッテは６回表ＳＫの捕手パク・キョンワンのエラーで３−２と１点差とするが、ＳＫはその裏ロッテの２番手イ・ジョンミンからイ・デスの本塁打で１点を追加すると、７回裏ロッテの３番手で高卒新人ナ・スンヒョンからパク・キョンワンのタイムリーで６−２とリードを広げた。
ＳＫは８回裏ロッテの４番手で高卒新人キム・ジョンファンからイ・ジニョンと代打チョン・グヌのタイムリーで３点を追加し、ダメを押した。ロッテは９回表チョン・ビョンヒィ、イ・ヨンウクからパク・キヒョク、高卒新人ソン・ヨンソク（プロ初打点）、ホセのタイムリーで３点を返すが、反撃もここまでだった。勝ったＳＫはサムソンを抜いてハンファと同率２位に浮上した。パク・キョンワンは３打点、塩谷は打点こそなかったが３安打で勝利に貢献した。投打がかみ合わない最下位ロッテは５連敗。
ハンファ ２−１ キア （光州）
（勝）ムン・ドンファン ５勝１敗１Ｓ （セーブ）ク・デソン ９Ｓ （敗）キム・ジヌ ３勝２敗
キアは１回裏ハンファの先発ムン・ドンファンからソン・ジファンのタイムリーで１点を先制する。この後はムン・ドンファン、キアの先発キム・ジヌによる投手戦となり両者無得点が続く。ハンファは６回表イ・ボムホのタイムリーで２−１と逆転すると、ムン・ドンファンは６回で降板し７回以降は２番手チェ・ヨンピルがキアの反撃を抑える。キム・ジヌも７回２失点と好投し、２番手以降のチョン・ウォンらもハンファに追加点を許さないが、ハンファは８回の同点のピンチで守護神ク・デソン（元オリックス）を投入し、何とか１点差のリードを守りきり勝利した。ハンファは引き分け１つをはさみ４連勝で、ＳＫと同率２位に浮上した。ムン・ドンファンは最多勝争い単独トップの５勝目。キアは７安打ながらもチャンスであと１本が出ず、勝率５割を切ってしまった。
トゥサン ２−５ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）キム・ミンギ １勝１敗２Ｓ （敗）キム・ミョンジェ ５敗
（本塁打） トゥサン ： チャン・ウォンジン １号 ＬＧ ： チョ・インソン ３号、チョン・ウィユン ３号
トゥサンは２回表ＬＧの先発イ・スンホからチャン・ウォンジンの本塁打で１点を先制すると、４回表コ・ヨンミンのタイムリーで１点を追加した。ＬＧは５回裏トゥサンの先発ランデル（元読売）からイ・ソンヨルのタイムリーで１点を返すと、６回裏チョ・インソンの本塁打で２−２の同点とする。トゥサンの２番手キム・ミョンジェ、ＬＧのウ・ギュミン、シム・スチャンらの好投で試合はこのまま延長戦に入る。ＬＧは10回裏キム・ミョンジェから主将イ・ビョンギュのヒットでチャンスを作ると、トゥサンはここで守護神チョン・ジェフンを投入する。だがバントでランナーを進められマ・ヘヨンを敬遠で出塁させると、チョン・ウィユンにプロ初となるサヨナラ３ランを打たれ、ＬＧが逆転勝ちしトゥサンを抜いて６位に浮上した。最近リリーフで好投を続け、この試合も10回表トゥサンに勝ち越し点を与えなかったキム・ミンギが今季初勝利。敗れたトゥサンは４連敗で７位転落。７回表イ・スンホから作った満塁の勝ち越しのチャンスを生かせなかったのが痛かった。
