DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  ハンファ、ソン・ジヌの力投で6年ぶりのプレーオフ進出決定  

プレーオフ第5戦
SK 5−6 ハンファ  (大田)

(勝)ソン・ジヌ 1勝1敗  (セーブ)チェ・ヨンピル 1勝1S  (敗)ウィ・ジェヨン 1敗
本塁打) SK : パク・チェホン 1号  ハンファ : ブリトー 1号、シン・ギョンヒョン 1号、イ・ボムホ 1号
 対戦成績2勝2敗で迎えた運命の準プレーオフ第5戦は、ハンファの先発が39歳の現役最年長投手ソン・ジヌ(23試合、11勝7敗、防御率3.81、史上最多の通算193勝)、SKの先発がチェ・ビョンニョン(26試合、8勝8敗、防御率4.24)で始まった。ハンファは1回裏、イ・ドヒョンのタイムリーで1点を先制すると、2回裏にはブリトー本塁打で1点を追加する。SKはここでチェ・ビョンニョンをあきらめ、2番手ウィ・ジェヨンを登板させるがこの回シン・ギョンヒョンの本塁打でもう1点を追加される。
 SKは3回表、ソン・ジヌからキム・ミンジェとキム・ジェヒョンのタイムリーで2点を返し3−2とすると、4回表にはパク・キョンワンのタイムリーで3−3の同点に追いつく。だがハンファはその裏、ウィ・ジェヨンからチョ・ウォヌのタイムリーで1点を勝ち越すと、5回裏にはSKの3番手チョン・デヒョンからイ・ボムホ本塁打で2点を追加し、6−3とリードする。
 もう1点も与えられないSKは、6回途中から第2戦で好投したキム・ウォンヒョンを登板させ、ハンファに追加点を許さない。ソン・ジヌは7回途中のピンチで、第3戦で好投した2番手チェ・ヨンピルに交代する。チェ・ヨンピルはここをしのぎ、9回表3点リードの場面でもマウンドに立った。粘るSKはあと1人となったところでパク・チェホンがチェ・ヨンピルから2ランを打ち、6−5と1点差に迫る。だが次の打者キム・ミンジェが打ち取られ、試合終了となりハンファが韓国シリーズで優勝した1999年以来6年ぶりとなるプレーオフ進出を決めた。
 ソン・ジヌは39歳7ヶ月と史上最高齢でのポストシーズン先発勝利投手、準プレーオフでの勝利投手となった。準プレーオフMVPには、第3戦で好投したチェ・ヨンピル(ハンファ)が選ばれた。トゥサン(公式戦2位)とのプレーオフは、10月8日14時からトゥサンの本拠地、ソウル・蚕室(チャムシル)野球場で開幕する。 


(文責:ふるりん