DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  準プレーオフ第3戦、ハンファが逆転勝ちでプレーオフ進出に王手

プレーオフ第3戦
ハンファ 5−3 SK  (仁川・文鶴)

(勝)チェ・ヨンピル 1勝  (セーブ)チ・ヨンギュ 1S  (敗)イ・スンホ 1敗
本塁打) ハンファ : デービス 1号、コ・ドンジン 1号  SK : イ・ホジュン 2号
 対戦成績を1勝1敗で迎えた準プレーオフ第3戦は、SKの先発がシン・スンヒョン(今季12勝9敗、防御率3.38)、ハンファの先発がキム・ヘニム(今季6勝8敗1S、防御率4.28)で始まった。SKは1回裏、イ・ジニョンとイ・ホジュンのタイムリーで2点を先制する。ハンファはキム・ヘニムをあきらめ2回裏から2番手チェ・ヨンピルをマウンドに送り、4回表ポストシーズン初先発で調子の悪いシン・スンヒョンからシン・ギョンヒョンのタイムリーで1点を返すと、5回表にはデービスの2ランで3−2と逆転する。
 SKは6回裏、それまで好投していたチェ・ヨンピルからイ・ホジュンの2試合連続本塁打で3−3の同点に追いつく。SKは2番手として7回途中からイ・スンホをマウンドに送るが、デービスにヒットを許すと3番手ユン・ギルヒョンにすかさず交代させた。しかしランナーを出すとイ・ドヒョンにタイムリーを許し1点を勝ち越される。
 ハンファは9回表SKの5番手チョン・デヒョンからコ・ドンジンの本塁打で1点を追加する。チェ・ヨンピルは9回裏のマウンドにも上がったが、ランナーを出し3番手チ・ヨンギュにマウンドを譲る。チ・ヨンギュは1死1,2塁と一打逆転のピンチを招いたが、パク・キョンワン併殺打にしとめ、ハンファが2勝目をあげプレーオフ進出に王手をかけた。
 チェ・ヨンピルはポストシーズンでの初勝利。現在36歳1ヶ月のチ・ヨンギュはポストシーズンでの初セーブをあげ、ポストシーズンでの最高齢セーブ記録を塗り替えた。注目の第4戦は5日18時から、舞台をハンファの本拠地・大田(テジョン)に移して行われる。