KBO(韓国野球委員会)は21日理事会を開き、兵役逃れ容疑がかけられた選手51名に対し、今シーズンの公式戦残りの試合とポストシーズンの出場低処分を決めた。また理事会は、国民に対する謝罪の声明もあわせて発表した。
処分を受けた選手数は球団によって差があり、現代、キアは2人ずつと戦力的にさしたる影響はない。だが、サムソンはチ・スンミン、ユン・ソンファンらの中継ぎ陣、正捕手の座を射止めたヒョン・ジェユンらが、トゥサンは中継ぎエースのイ・ジェヨン、ショートのレギュラーのソン・シホンが処分を受けてしまい、終盤の優勝争いの大事な時期に戦力的に大きなダウンを強いられてしまった。SKは現在首位打者のイ・ジニョン、外野のレギュラーのチェ・ジョンボムが処分を受け、打順を大きく変更せざるを得なくなった。
これらの処分はかなり重いものではあるが、嫌疑をかけられ起訴されてしまった者も、すでに時効を過ぎてしまった者や証拠不十分で立件されなかった者なども同じ処分を受けることになり、公平性を欠いているともいえる。