ハンファ 5−2 SK (仁川・文鶴)
(勝)ソン・ジヌ 5勝8敗 (セーブ)トーマス 3勝6敗28S (敗)イ・ヨンウク 1勝2敗
(本塁打) SK : パク・チョンファン 1号
ハンファの先発は1回表SKの先発イ・ヨンウクから3番クラークの内野ゴロの間に1点を先制したが、SKはその裏ハンファの先発ソン・ジヌから3番イ・ジェウォンのタイムリーで1−1の同点に追いついた。ハンファは4回表6番ヨン・ギョンフムのタイムリーで2点を勝ち越し、ソン・ジヌも5回を1失点と好投し降板する。SKは7回裏ハンファの2番手マ・ジョンギルから9番パク・チョンファンの移籍後初本塁打で1点を返すが、ハンファは8回表SKの4番手カ・ドゥギョム、5番手チョ・ヨンミンから途中出場の2番ソン・グァンミン、4番キム・テギュンのタイムリーで2点を追加した。
5位ハンファはク・デソン(元オリックス)、ユ・ウォンサン、守護神トーマス(元北海道日本ハム)の継投で相手の反撃を断ち、ロッテに敗れた4位サムソンとのゲーム差を1.5に縮めた。42歳のソン・ジヌは自身の連敗を6で止め、自身の持つ最年長勝利記録を更新する史上最多の通算208勝目をあげた。首位を独走するSKはわずか4安打に抑えられたが、2位トゥサン、3位ロッテとのゲーム差は9.5もある。
キア 3−8 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)キム・ソヌ 6勝5敗 (敗)ユン・ソンミン 13勝5敗
トゥサンは1回裏キアの先発ユン・ソンミンから4番キム・ドンジュのタイムリーで1点を先制し、先発キム・ソヌも好投を続け得点を許さなかった。なかなか追加点を奪えなかったトゥサンは6回裏、キアの2番手パク・キョンテ、4番手イ・デジンから3番キム・ヒョンス、7番チェ・サンビョンのタイムリーと相手のエラーで3点、7回裏代打チョン・ウォンソクのタイムリーで2点を追加した。キアは8回表3番ナ・ジワンのタイムリーなどで3点を返すが、ここで代わった2番手イ・ジェウが後続を断つ。トゥサンは8回裏キアの4番手ムン・ヒョンジョンから2番オ・ジェウォンのタイムリーで2点を追加した。
最後は3番手クム・ミンチョルが抑え、トゥサンが快勝で3連勝とし、ゲーム差なしで並んでいる絶好調ロッテから2位の座を守った。今季6勝目のキム・ソヌは最近3連勝と好調を維持した。打線では同僚ホン・ソンフンと首位打者争いをするキム・ヒョンスが3安打と活躍。6位キアは、肩の痛みにより一度先発を飛ばしたエースのユン・ソンミンが5回までしか投げられず、リリーフ陣も打たれ3連敗。打線では最近好調の大卒新人ナ・ジワンが3安打2打点と活躍。
(試合終了後ファンの歓声にこたえるトゥサンのキム・ギョンムン監督。)
ロッテ 6−5 サムソン (大邱)
(勝)イ・ヨンフン 5勝6敗 (セーブ)コルテス 2勝5S (敗)ユン・ソンファン 9勝10敗
(本塁打) ロッテ : パク・キヒョク 1号
ロッテは1回表サムソンの先発ユン・ソンファンから3番チョ・ソンファンの犠牲フライで1点を先制し、サムソンは2回裏ロッテの先発イ・ヨンフンから7番カン・ボンギュ、8番ヒョン・ジェユンのタイムリーで2−1と逆転した。ロッテは3回表9番パク・キヒョクの本塁打ですかさず同点に追いつくと、4回表5番ガルシア(元オリックス)、パク・キヒョクのタイムリーで3点を勝ち越し、ユン・ソンファンをノックアウトした。ロッテは5回表サムソンの2番手キム・サンスからチョ・ソンファンの犠牲フライで1点を追加し、サムソンも6回裏4番パク・ソンミンの犠牲フライで1点を返し、イ・ヨンフンはここで降板した。
サムソンは7回裏ロッテの3番手カン・ヨンシクからパク・ソンミンの2点タイムリーで6−5と1点差に迫るが、8回から新守護神コルテスが登板し1点差を守りきり、3位ロッテが接戦を制し2位トゥサンとゲーム差なしで並走している。今季初本塁打を打ったパク・キヒョクが3打点と活躍。敗れた4位サムソンは5位ハンファとのゲーム差が1.5に縮まった。パク・ソンミンが2安打3打点、ヒョン・ジェユンが3安打1打点と活躍。なお、この試合は8回表のロッテの攻撃開始前に雨が強く降り始め1時間半ほど中断した。
(雨が一刻も早くやむように祈るサムソンのマスコット。)
LG 5−3 ヒーローズ (ソウル・木洞)
(勝)シム・スチャン 5勝5敗 (セーブ)チョン・ジェボク 4勝9敗12S (敗)ファン・ドゥソン 6勝8敗8S
(本塁打) LG : イ・ビョンギュ 1号 ヒーローズ : カン・ビョンシク 3号
LGは1回表現在盗塁数トップの1番イ・デヒョンがヒットで出塁すると、すかさず2塁へ盗塁を決め、イ・ジョンボム(キア、元中日)が1997年に記録して以来11年ぶりとなるシーズン60盗塁を達成した。そしてこの回LGはヒーローズの先発ファン・ドゥソンから5番イ・ビョンギュのプロ3年目にして初本塁打となる3ランで先制し、2回表パスボールで1点を追加した。LGはさらに4回表ヒーローズの3番手ノ・ファンスから2番パク・ヨンテクのタイムリーで1点を追加した。ヒーローズは5回裏LGの先発シム・スチャンから3番カン・ビョンシクの2試合連続本塁打となる3ランで1点差とした。
6回以降ウ・ギュミン、オ・サンミン、イ・ジェヨン、新ストッパーのチョン・ジェボクの継投で相手の反撃を断ったLGが、対ヒーローズ戦の連敗を8で止める貴重な1勝をあげた。以前はかなり不安定だったLGのリリーフ陣も、ウ・ギュミンの復帰、オ・サンミン、チョン・ジェボクなどの好調で、だいぶ持ち直してきてはいる。敗れたヒーローズではカン・ビョンシクが3安打1本塁打3打点、チョン・ソンフンが3安打と活躍。