DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

ポストシーズン(10.25) 結果

NC、準プレーオフ3連勝でプレーオフ進出

2023年 準プレーオフ 第3戦


SSG 6-7 NC  (昌原)
(勝)イ・ジェハク 1勝  (セーブ)イ・ヨンチャン 2S  (敗)ノ・ギョンウン 1敗

本塁打) SSG : チェ・ジョン 1号  NC : マーティン 1号

 

 NCが第1戦、第2戦と勝利した準プレーオフ第3戦は、昌原NCパーク馬山球場で開始された。

 SSGは1回表にNCの先発タナーから1番チュ・シンスと4番ハン・ユソムのヒットでチャンスを作るが無得点だった。NCは1回裏にSSGの先発オ・ウォンソクから1番ソン・アソプと2番パク・ミヌが連打でチャンスを作るも、3番パク・コヌが併殺に倒れた。しかし4番マーティンのヒットでチャンスが続き、5番クォン・ヒィドンのタイムリーで2点を先制、6番ソ・ホチョルのタイムリーで1点を追加した。SSGは2回表に7番キム・ソンヒョンと8番オ・テゴンの連打、チュ・シンスへの四球で満塁のチャンスを作り、2番エレディアへの押し出しの四球で1点を返した。SSGはさらに3番チェ・ジョンの満塁本塁打で5-3と逆転した。NCは2回裏に9番ト・テフンと2番パク・ミヌの四球でチャンスを作り、代わったSSGの2番手ノ・ギョンウンからパク・コヌのタイムリーで1点を返し、マーティンの本塁打で7-5と逆転した。

NCは2回裏、マーティンの本塁打で逆転 https://www.yna.co.kr/view/PYH20231025229300013?input=1196m

 

 SSGは3回表に5番ハ・ジェフン(元東京ヤクルト)への四球、代わったNCの2番手イ・ジェハクからキム・ソンヒョンとオ・テゴンの四球で満塁のチャンスを作るも、代打チェ・ジフンが併殺打に倒れ無得点だった。SSGは4回表にチェ・ジョンが四球で出るとハン・ユソムのタイムリーで1点を返した。NCは4回裏にSSGの3番手マッカーティから先頭のソン・アソプがヒットで出るも無得点だった。SSGは5回表にキム・ソンヒョンが四球で出るも、この回途中から登板したNCの3番手キム・ヨンギュは無失点に抑えた。NCは5回裏に7番キム・ヒョンジュンが四球で出て、9番オ・ヨンスがヒットで続くも走塁ミスで無得点だった。NCは6回裏にSSGの4番手コ・ヒョジュンからパク・ミヌが四球で出るもパク・コヌは併殺打に倒れた。

 SSGは7回表にNCの4番手リュ・ジヌクからキム・ソンヒョンとオ・テゴンが連続で四球を選ぶが、代わったNCの5番手イム・ジョンホは代打の代打カン・ジンソンを打ち取った。NCは7回裏にSSGの5番手チェ・ミンジュンからソ・ホチョルが四球で出るも無得点だった。NCは8回裏にSSGの6番手ソ・ジニョンからオ・ヨンスへの四球、パク・ミヌとパク・コヌの連打で満塁のチャンスを作るも無得点だった。NCの6番手イ・ヨンチャンは9回表を無失点に抑え、NCが勝利し準プレーオフは3連勝で3勝目をあげ、10月30日からのKTとのプレーオフに進出することになった。

 2022年は5度目の韓国シリーズ優勝を果たしたSSGは、2023年シーズンにおいては7月以降の後半に失速しレギュラーシーズンで3位にとどまり、2年連続で進出したポストシーズンでは投打ともに主導権を握れずNC相手に3連敗を喫してしまった。今後は世代交代が急務になると思われる。

 

 レギュラーシーズン2位のKTと準プレーオフ勝者のNCとのプレーオフは10月30日18時半から水原KTウィズパークで開始され、先に3勝したほうが11月7日からのLGとの韓国シリーズに進出する。

 

(文責 : ふるりん