DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

ポストシーズン(10.19) 結果

NC、ワイルドカード決定戦に勝利し準プレーオフ進出

2023年 ワイルドカード決定戦 第1戦


トゥサン 9-14 NC  (昌原)
(勝)キム・ヨンギュ  (セーブ)イ・ヨンチャン  (敗)イ・ヨンハ

本塁打) トゥサン : ロハス 1号  NC : ソ・ホチョル 1号、キム・ヒョンジュン 1,2号

 

 2023年ポストシーズンは、レギュラーシーズン4位:NCと同5位のトゥサンによるワールドカード決定戦から始まった。2019年より開場した昌原NCパークにとっては初のポストシーズン開催となった(2019年は5位でワイルドカード決定戦はLGの本拠地で開催されNCは敗退、レギュラーシーズンで優勝した2020年の韓国シリーズは11月後半の開催で中立地の高尺スカイドームでの開催)。

 

 トゥサンは1回表にNCの先発タナーから2番キム・ジェホと3番ロハスの連打でチャンスを作ると、4番ヤン・ウィジの内野ゴロの間に1点を先制し、2回表に6番カン・スンホのヒットでチャンスを作ると7番キム・インテのタイムリーで1点を追加した。トゥサンは3回表にロハス本塁打で1点を追加した。トゥサンは4回表に1番チョン・スビンが四球で出ると盗塁を試みるが失敗した。NCは4回裏にトゥサンの先発クァク・ピンから3番パク・ミヌへの四球、5番クォン・ヒィドンのヒット、6番キム・ジュウォンへの四球で満塁のチャンスを作ると、7番ソ・ホチョルの満塁本塁打で4-3と逆転した。さらに8番キム・ヒョンジュンの2者連続本塁打で1点を追加した。トゥサンの2番手キム・ミョンシンは追加点を与えなかった。 

 トゥサンは5回表に2番キム・ジェホへの四球、代打キム・ジェファンのヒットでチャンスを作ると、代わったNCの2番手イ・ジェハクからヤン・ウィジのタイムリーで1点を返し、6番カン・スンホの内野ゴロの間に5-5の同点に追いついた。NCは5回裏にトゥサンの3番手イ・ヨンハから相手のエラーでチャンスを作ると、相手の暴投で1点を勝ち越した。NCの3番手キム・ヨンギュは6回表途中まで無失点に抑えた。トゥサンの4番手チェ・スンヨンは6回裏に追加点を与えなかった。NCは7回裏にトゥサンの5番手キム・ガンニュルから3番パク・コヌのヒット、クォン・ヒィドンへの四球でチャンスを作ると、代わったトゥサンの6番手チョン・チョルォンからソ・ホチョルのタイムリーで2点を追加した。

 トゥサンは8回表にNCの4番手リュ・ジヌクからキム・ジェホがヒットで出ると、代わったNCの5番手イム・ジョンホから相手のエラーで1点を返した。NCは8回裏にトゥサンの7番手ホン・ゴンヒィからマーティンの内野ゴロの間に1点を追加し、6番キム・ジュウォンのタイムリー、キム・ヒョンジュンのこの試合2本目の本塁打でさらに5点を追加した。トゥサンの8番手イ・ビョンホンは追加点を与えなかった。トゥサンは9回表にNCの6番手イ・ヨンチャンから代打パク・チフンとチョン・スビンのタイムリーで3点を返したが、NCが勝利し規定により1勝だけでSSGとの準プレーオフに進出した。

 3年ぶりにポストシーズンへ進出したNCは打線が爆発し、投手陣の不調を補った。ソ・ホチョルが3安打1本塁打6打点、キム・ヒョンジュンが2本塁打4打点と活躍。イ・スンヨプ監督が就任し2年ぶりにポストシーズンへ進出し、2022年の9位からの巻き返しにある程度成功したトゥサンは、ワイルドカード決定戦敗退で2023年シーズンを終えた。トゥサン打線ではキム・インテが3安打1打点と活躍。

ソ・ホチョル(NC)は満塁本塁打など3安打6打点 https://www.xportsnews.com/article/1783473

 

 NCとSSGが対戦する準プレーオフ第1戦は10月22日14時から開始され、先に3勝したほうがLGとの韓国シリーズ(第1戦は11月7日に予定)進出をかけて10月30日からKTとプレーオフで対戦する。

 

(文責:ふるりん