DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(10.16) 結果

キウム3連勝で3位浮上 

 

ロッテ 5-6 NC  (昌原)

(勝)ホン・ソンミン 1勝  (敗)キム・ゴングク 3勝2敗

本塁打) ロッテ : チョン・ジュヌ 22号、キム・ジュンテ 5号  NC : ヤン・ウィジ 27号

 ロッテは1回表にNCの先発ルチンスキーから3番チョン・ジュヌの本塁打で1点を先制し、3回表に9番キム・ジュンテの本塁打で1点を追加した。NCは4回裏にロッテの先発イ・スンホンから5番ナ・ソンボムのタイムリーで1点を返し、5回裏に2番クォン・ヒィドンと3番パク・ミヌのタイムリーで3-2と逆転した。NCの2番手ク・スンミンは6回裏に追加点を与えなかった。NCの2番手キム・ジンソンは7回表を無失点に抑えた。ロッテは8回表にNCの3番手ムン・ギョンチャン、4番手イム・ジョンホからチャンスを作ると、代わった5番手ウォン・ジョンヒョンから4番イ・デホ(元福岡ソフトバンク)のタイムリーで4-3と逆転し、6番手ホン・ソンミンから5番イ・ビョンギュのタイムリーで1点を追加した。

 NCは8回裏にロッテの3番手の高卒新人チェ・ジュニョンから4番ヤン・ウィジの本塁打で5-5の同点に追いついた。ロッテの4番手コ・ヒョジュンと5番手キム・ウォンジュンは無失点に抑えた。首位NCは9回裏にロッテの6番手キム・ゴングクからチャンスを作り、代わった7番手キム・デウからナ・ソンボムのタイムリーでサヨナラ勝ちした。ホン・ソンミンはロッテ在籍時の2016年9月以来の勝利。NC打線ではナ・ソンボムが3安打2打点、パク・ミヌが3安打1打点と活躍。7位ロッテはリリーフが終盤に逆転を許してしまった。

 

 

キア 0-9 LG  (ソウル・蚕室)

(勝)ケリー 14勝7敗  (敗)ギャニオン 10勝7敗

 LGは1回裏にキアの先発ギャニオンから4番キム・ヒョンスへの押し出しの四球、5番チェ・ウンソンの犠牲フライ、6番キム・ミンソンと7番ヤン・ソックァンのタイムリーなどで5点を先制した。LGの先発ケリーは6回表まで無失点に抑えた。2番手チェ・ドンファンは7回表を無失点に抑え、LGは7回裏にキアの2番手ヤン・スンチョルからキム・ヒョンス、チェ・ウンソン、ヤン・ソックァンのタイムリーなどで4点を追加した。

 LGの3番手イ・ジョンヨンは8回表を無失点に抑えた。キアの3番手コ・ヨンチャンは8回裏に追加点を与えなかった。4番手チェ・ソンフンは9回表に相手の反撃を断ち、2位LGが完封リレーで勝利した。ケリーは14勝目。LG打線では2番オ・ジファンが3安打と活躍。6位キアでは先発ギャニオンが5回5失点で降板し打線が沈黙した。

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LGのオ・ジファンは3安打と活躍 http://www.xportsnews.com/?ac=article_view&entry_id=1338400

 

 

トゥサン 4-7 キウム  (ソウル・高尺)

 (勝)キム・ソンミン 1勝  (セーブ)チョ・サンウ 5勝3敗33S  (敗)イ・スンジン 2勝3敗 

本塁打) トゥサン : キム・ジェファン 28号

 トゥサンは1回表にキウムの先発ブリガム(元東北楽天)から3番フェルナンデスのタイムリーで1点を先制した。キウムは6回裏にトゥサンの先発キム・ミンギュからチャンスを作ると、代わった2番手キム・ガンニュルから5番イ・ジョンフのタイムリ二塁打プロ野球新記録のシーズン48本目)で1-1の同点に追いついた。トゥサンは7回表にキウムの2番手ヤン・ヒョンからチャンスを作ると、代わった3番手アン・ウジンから2番チェ・ジュファンのタイムリー、4番キム・ジェファンの本塁打で4-1と勝ち越した。

 キウムは7回裏にトゥサンの3番手パク・チグクからチャンスを作り、代わった4番手イ・スンジンから3番キム・ハソンと4番パク・ピョンホのタイムリーで5-4と逆転した。さらにこの回代わった5番手イ・ヒョンスンからチャンスを作ると、6番手ホン・ゴンヒィから代打パク・トンウォン、8番チョン・ビョンウのタイムリーで2点を追加した。キウムの4番手キム・ソンミンは8回表途中まで無失点に抑え、5番手キム・サンスも無失点に抑えた。6番手チョ・サンウが9回表に相手の反撃を断ち、キウムは3連勝で3位に浮上した。キウム打線ではイ・ジョンフが3安打1打点と活躍。リリーフが機能しなかったトゥサンは連勝が3で止まり4位に後退した。

 

 

KT 1-7 SK  (仁川)

(勝)チョン・スミン 1勝  (敗)デスパイネ 15勝8敗

本塁打) SK : オ・テゴン 5号

 SKは3回裏にKTの先発デスパイネから2番オ・テゴンの本塁打で3点を先制し、先発チョン・スミンは6回表まで無失点に抑えた。SKは7回裏にKTの2番手ユ・ウォンサンから1番の大卒新人チェ・ジフンのタイムリー、代わった3番手キム・ミンスからオ・テゴンと5番コ・ジョンウクのタイムリーなどで計4点を追加した。SKの2番手キム・セヒョンは8回表途中まで無失点に抑え、3番手キム・テッキョンに交代した。

 KTの4番手イ・サンドンは8回裏に追加点を与えなかった。KTは9回表にSKの4番手キム・ジュハンから代打ユ・ハンジュンのタイムリーで1点を返したが、9位SKが勝利した。チョン・スミンはNC在籍時の2018年4月以来の勝利。SK打線ではオ・テゴンが1本塁打4打点と活躍。先発デスパイネが6回を3失点に抑えるもKTは3連敗で5位に後退。KT打線では4番カン・ベッコが3安打と活躍。

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6回を無失点に抑えたSKの先発チョン・スミン http://osen.mt.co.kr/article/G1111454028

 

 

サムソン 6-2 ハンファ  (大田)

(勝)ブキャナン 15勝7敗  (セーブ)オ・スンファン 3勝2敗16S  (敗)パク・チュホン 5敗

本塁打) サムソン : キム・ドンヨプ 19号、ク・ジャウク 12号 

 サムソンは1回表にハンファの先発パク・チュホンから4番キム・ドンヨプの本塁打で2点を先制した。ハンファは2回裏にサムソンの先発ブキャナン(元東京ヤクルト)から相手の本塁への送球が間に合わず1点を返した。サムソンは3回表に3番ク・ジャウクのタイムリー、キム・ドンヨプの犠牲フライで2点を追加した。ハンファの2番手キム・ジニョンは5回表まで、3番手ユン・デギョンは6回表に追加点を与えなかった。サムソンは8回表にハンファの4番手アン・ヨンミョンからク・ジャウクの本塁打で2点を追加した。ハンファの5番手ソン・ユンジュンは追加点を与えなかった。

 サムソンは8回裏から2番手イム・ヒョンジュンを登板させ、この回途中で3番手ウ・ギュミンに交代させた。ハンファの6番手キム・ギタクは9回表に追加点を与えなかった。ハンファは9回裏にサムソンの4番手イ・スンヒョンから9番チェ・インホのタイムリーで1点を返したが、最後は5番手オ・スンファン(元阪神)が相手の反撃を断ち8位サムソンが勝利した。7回を1失点に抑えたブキャナンは15勝目。サムソン打線ではク・ジャウクが3安打1本塁打3打点、5番イ・ウォンソクが3安打と活躍。先発パク・チュホンが3回4失点で降板した最下位ハンファは4連敗。ハンファ打線では8番オ・ソンジンが3安打と活躍。

 

  【レギュラーシーズン 順位表】

(10月16日時点)

         試合  勝   敗   分  勝率

1.NC    134  79  51  4  .608

2.LG    137  76  58    3     .567

3.キウム   140  78  61  1     .561

4.トゥサン  135  73  58  4  .557

5.KT    134  74  59  1  .556

6.キア    132  68  64  0  .515

7.ロッテ   132  67  64  1  .511

8.サムソン  135  59  73  3  .447

9.SK    136  48  87  1  .356

10.ハンファ  135    43  90  2  .323

 

(文責 : ふるりん