DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(6.10) 結果

最下位ハンファ、球団新記録の16連敗  6位ロッテ5連勝

 

 SK-LG(ソウル・蚕室)は雨天のため順延、6月11日にダブルヘッダーで15時から2試合を実施。

 

トゥサン 9-1 NC  (昌原)

(勝)アルカンタラ 6勝1敗  (敗)ルチンスキー 4勝1敗

本塁打) トゥサン : オ・ジェイル 4,5号、キム・ジェホ 1号  NC : ヤン・ウィジ 6号

 トゥサンは1回表にNCの先発ルチンスキーから3番オ・ジェイルの本塁打で1点を先制し、5回表に7番キム・ジェホの本塁打で1点を追加した。トゥサンは7回表にNCの2番手ホン・ソンムからチャンスを作ると、代わった3番手チャン・ヒョンシクから代打パク・コヌ、2番フェルナンデス、4番キム・ジェファンのタイムリーで5点を追加した。NCは7回裏にトゥサンの先発アルカンタラから5番ヤン・ウィジの2試合連続本塁打で1点を返した。

 トゥサンは8回表にNCの4番手ペ・ミンソからキム・ジェホのタイムリーで1点を追加し、2番手イ・ヒョンスンと3番手パク・チグクは8回裏を無失点に抑えた。トゥサンは9回表にオ・ジェイルのこの試合2本目の本塁打で1点を追加した。4番手ホン・ゴンヒィ(キアから移籍)は9回裏に相手の反撃を断ち、2位トゥサンが勝利した。7回を1失点に抑えたアルカンタラは6勝目。トゥサン打線ではキム・ジェホが3安打1本塁打2打点、オ・ジェイルは2本塁打2打点と活躍。先発ルチンスキーは6回を2失点に抑えるも、首位NCは連勝が6で止まった。

 

 

キウム 1-4 サムソン  (大邱

(勝)ペク・チョンヒョン 1勝3敗1S  (セーブ)ウ・ギュミン 1勝5S  (敗)ヨキシュ 5勝1敗

本塁打) サムソン : パク・スンギュ 1号

 サムソンは1回裏にキウムの先発ヨキシュから2番パク・スンギュのプロ2年目にしての初本塁打で1点を先制し、先発ペク・チョンヒョンは6回表まで無失点に抑えた。サムソンは6回裏に5番イ・ソンギュのタイムリーなどで2点を追加し、2番手チェ・ジグァンは7回表を無失点に抑えた。2番手イム・ギュビンは7回裏に追加点を与えず、キウムは8回表にサムソンの3番手オ・スンファン(元阪神)から1番ソ・ゴンチャンのタイムリーで1点を返した。

 7位サムソンは8回裏にキウムの3番手チョ・ドッキルから6番イ・ハクチュの犠牲フライで1点を追加し、4番手ウ・ギュミンは9回表に相手の反撃を断ち勝利した。ペク・チョンヒョンは2020年シーズン初勝利。4位キウムでは先発ヨキシュが6回を3失点に抑えるも開幕からの連勝が5で止まった。

 

 

キア 10-0 KT  (水原)

(勝)ブルックス 3勝2敗  (敗)キム・ミン 2勝3敗

本塁打) キア : ユ・ミンサン 2号

 キアは1回表にKTの先発キム・ミンから4番ナ・ジワンと6番ハン・スンテクへの押し出しの四球、相手の暴投、8番パク・チャンホの犠牲フライ、9番キム・ギュソンのタイムリーで6点を先制し、2回表にKTの2番手の高卒新人イ・ガンジュンから5番ユ・ミンサンの本塁打で3点を追加した。KTの3番手チョ・ヒョヌは3回表に追加点を与えなかった。キアは5回表にKTの4番手チョ・ビョンウクからナ・ジワンのタイムリーで1点を追加した。

 キアの先発ブルックスは5回裏まで無失点に抑えた。試合は5回終了後、雨天により中断され結局2020年シーズン初の降雨コールドゲームとなり5位キアが勝利した。ブルックスは3勝目。先発キム・ミンが2回途中8失点で降板したKTは6連敗で9位に後退。

f:id:takefumif:20200610231949j:plain

雨の中、5回表にタイムリーを記録したキアのナ・ジワン http://osen.mt.co.kr/article/G1111371232

 

 

ハンファ 2-12 ロッテ  (釜山・社稷

(勝)ノ・ギョンウン 2勝2敗  (敗)キム・ミヌ 4敗

本塁打) ロッテ : ソン・アソプ 2号、チョン・ジュヌ 5号

 ハンファは2回表にロッテの先発ノ・ギョンウンから7番チョン・ジンホの犠牲フライで1点を先制した。ロッテは2回裏にハンファの先発キム・ミヌから8番キム・ジェユの2016年6月以来の打点となるタイムリー、1番ソン・アソプと2番チョン・ジュヌの2者連続本塁打で5-1と逆転した。ロッテは3回裏に7番マチャドの内野ゴロの間に1点を追加しキム・ミヌをノックアウトすると、4回裏にハンファの2番手イ・ヒョンホから4番イ・デホ(元福岡ソフトバンク)のタイムリーで1点を追加した。ハンファは5回表に1番イ・ヨンギュのタイムリーで1点を返した。ロッテは5回裏にハンファの3番手キム・ジニョンからソン・アソプのタイムリーで1点を追加した。

 ハンファの4番手キム・ボムスは6回裏に追加点を与えなかった。ロッテは7回裏にハンファの5番手パク・サンウォンからソン・アソプ、チョン・ジュヌ、3番アン・チホンのタイムリーで4点を追加した。2番手パク・シヨンは8回表を無失点に抑えた。ハンファの6番手の大卒新人カン・ジェミンは追加点を与えなかった。3番手コ・ヒョジュンが9回表に相手の反撃を断ち、6位ロッテが勝利し5連勝となった。7回を2失点に抑えたノ・ギョンウンは2勝目。ロッテ打線ではソン・アソプが3安打1本塁打5打点、チョン・ジュヌが3安打1本塁打2打点、マチャドが3安打1打点と活躍。先発キム・ミヌが3回途中6失点で降板した最下位ハンファは球団記録を更新する16連敗。

 

 【レギュラーシーズン 順位表】

(6月10日時点)

         試合  勝   敗   分  勝率

1.NC     31  24  7   0  .774

2.トゥサン   31  20  11  0  .645

3.LG     30  18  12  0  ,600

4.キウム    32       18  14  0     .563

5.キア     32  17  15  0  .531

6.ロッテ    31  16  15  0  .516

7.サムソン   32  14  18  0  .438

8.SK     30  11  19  0  .367

9.KT     31  11  20    0   .355

10.ハンファ   32   7  25  0  .219

 

(文責 : ふるりん