2019年までロッテに所属し2020年のFA(フリーエージェント)選手となっていたソン・スンナク投手(37)が現役引退を発表した。
右腕ソン・スンナクは大学卒業後の2005年、現代ユニコーンスへ入団、新人の年から一軍で登板し先発として起用された。2007年シーズン終了後に兵役のため軍へ入隊し警察野球団(解散)に所属した。軍から除隊された際、現代は解散していたため2010年よりネクセンヒーローズへ入団、抑えとして起用され同年26セーブで最多セーブの個人タイトルを受賞した。2013年には自己最多の46セーブを記録し2度目の最多セーブ、2014年は3度目の最多セーブを受賞した。
2015年シーズン終了後、自身初のFAとなりロッテへ移籍し、2017年には37セーブで4度目の最多セーブを受賞した。2019年は53試合に登板、4勝3敗9セーブ2ホールド、防御率3.93の成績で、オフシーズンに自身2度目のFAとなるも、前所属球団のロッテとの交渉の席で現役引退を主張し結局これが受け入れられた。プロ15年間の通算成績は601試合に登板、45勝49敗271セーブ7ホールド、防御率3.64。野球韓国代表として2013 WBC(ワールドベースボールクラシック)に出場した。
ロッテはプロ野球史上個人通算2位のセーブ数を記録したソン・スンナクに敬意を表し2020年シーズン、5月22~24日に予定されている本拠地・社稷野球場での古巣・キウムヒーローズ戦でソン・スンナクの引退セレモニーを開く方針。
(文責:ふるりん)