DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

ベテラン内野手ナ・ジュファン、SKからキアへ条件なしのトレード

 キアタイガーズは11月25日、SKワイバーンスよりナ・ジュファン内野手(35)を金銭や交換選手などを伴わない条件なしのトレードで獲得した。

 右打ちの内野手ナ・ジュファンは高校卒業後の2003年にトゥサンへ入団し、内野の控えとして一軍で起用された。2007年シーズン途中の5月にSKへトレードで移籍、出場機会を増やし主にショートを守り2010年まで4年連続100試合以上出場と主力に成長した。2011年から2012年まで兵役のため軍へ入隊し、除隊後の2013年よりSKに復帰した。2014年は自己最多の127試合に出場するもその後出場機会が減ったが、2017年は自己最多の19本塁打を記録し、2018年も2年連続で100試合以上に出場し、SKの4度の韓国シリーズ優勝にすべて貢献した。

 2019年シーズンは94試合の出場にとどまり、打率.222、3本塁打、20打点、1盗塁の成績だった。先日、SKから35歳という年齢もあり2020年シーズンは戦力外であることを告げられたが現役続行を希望し、内野の控えを必要としていたキアへ条件なしでトレードされることになった。キアは二塁のアン・チホン、ショートのキム・ソンビンと2人の主力内野手がFA(フリーエージェント)となり去就が未定であるため、経験が豊富なナ・ジュファンを戦力として活用したいとみられる。プロ17年間の通算成績は1423試合に出場、打率.262、83本塁打、1407打点、83盗塁。

 

(文責:ふるりん