キアタイガーズは11月25日、SKワイバーンスよりナ・ジュファン内野手(35)を金銭や交換選手などを伴わない条件なしのトレードで獲得した。
右打ちの内野手ナ・ジュファンは高校卒業後の2003年にトゥサンへ入団し、内野の控えとして一軍で起用された。2007年シーズン途中の5月にSKへトレードで移籍、出場機会を増やし主にショートを守り2010年まで4年連続100試合以上出場と主力に成長した。2011年から2012年まで兵役のため軍へ入隊し、除隊後の2013年よりSKに復帰した。2014年は自己最多の127試合に出場するもその後出場機会が減ったが、2017年は自己最多の19本塁打を記録し、2018年も2年連続で100試合以上に出場し、SKの4度の韓国シリーズ優勝にすべて貢献した。
2019年シーズンは94試合の出場にとどまり、打率.222、3本塁打、20打点、1盗塁の成績だった。先日、SKから35歳という年齢もあり2020年シーズンは戦力外であることを告げられたが現役続行を希望し、内野の控えを必要としていたキアへ条件なしでトレードされることになった。キアは二塁のアン・チホン、ショートのキム・ソンビンと2人の主力内野手がFA(フリーエージェント)となり去就が未定であるため、経験が豊富なナ・ジュファンを戦力として活用したいとみられる。プロ17年間の通算成績は1423試合に出場、打率.262、83本塁打、1407打点、83盗塁。
(文責:ふるりん)