DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

SKとKT、ホ・ドファンとユン・ソンミンのトレード成立

 SKワイバーンスとKTウィズは11月21日、ホ・ドファン捕手(35)と2億ウォンの金銭、ユン・ソンミン内野手(34)のトレード成立を発表した。

 右打者のホ・ドファンは大学卒業後の2007年にトゥサンへ入団したが故障などにより同年限りで退団、2011年にネクセン(現キウム)へ入団し控え捕手として起用され、2013年には自己最多の116試合に出場した。2015年4月にはトレードでハンファ、2017年シーズンオフの余剰戦力を対象とした2次ドラフトでSKへ移籍した。2019年は控えとして56試合に出場した。

 右打者のユン・ソンミンは高校卒業後の2004年にトゥサンへ入団し、主に内野の控えとして起用されてきた。2013年シーズンオフにネクセン(現キウム)へトレードで移籍し、2016年には19本塁打・80打点と主軸打者として活躍した。2017年7月にトレードでKTへ移籍し、同年は20本塁打・105打点と自身最高の成績を残した。2019年は63試合のみの出場にとどまった。

 SKは内野の選手層が薄く、2019年シーズンの終盤に失速し韓国シリーズ出場を逃した大きな要因になっただけに、個人通算100本塁打・454打点と高い打撃力をほこるユン・ソンミンのような野手の補強が課題であった。一方でKTは11月20日の余剰戦力を対象とした2次ドラフトイ・ヘチャン捕手がハンファから指名され移籍することになったため、正捕手チャン・ソンウに続く控え捕手を必要としていた。

 

(文責:ふるりん