ハンファイーグルスとロッテジャイアンツは11月21日、チ・ソンジュン捕手(25)とキム・ジュヒョン内野手(25)、チャン・シファン投手(32)とキム・ヒョヌ捕手(19)の2対2トレードを発表した。
チ・ソンジュンは高校卒業後の2014年にハンファへ入団し、2018年は99試合、2019年は58試合に出場と控え捕手として起用されてきた。左打者のキム・ジュヒョンは大学卒業後の2016年にハンファへ入団し、2017年に一軍で3打点を記録した後は兵役のため軍へ入隊、2018年から2019年まで警察野球団(2019年8月に解散)に所属し、2019年の一軍出場はない。
右腕のチャン・シファンは高校卒業後の2007年に現代ユニコーンスへ入団し、その年限りで現代が解散すると2008年より新球団ヒーローズ(現キウム)へ移籍したが、2014年まで一軍未勝利だった。同年シーズンオフに新球団KTウィズの特別指名で移籍すると、2015年は一軍初勝利を含む7勝をあげた。2017 WBC(ワールドベースボールクラシック)に韓国代表として出場するも、2017年4月、2対2トレードでロッテへ移籍した。2019年は主に先発として起用され27試合に登板、6勝13敗、防御率4.95の成績だった。キム・ヒョヌは高校卒業後、2019年にロッテへ入団したばかりの捕手で一軍出場はない。
2019年シーズン、9位に低迷したハンファは先発投手が不足し、控え捕手のチ・ソンジュンを出してまでチャン・シファンをほしがったと見られる。また15年ぶりの最下位に転落したロッテは、2017年シーズンオフにカン・ミンホがFA(フリーエージェント)となりサムソンへ移籍してから2年間正捕手が不在で成績不振の大きな要因となっていたため、まだ25歳と若く一軍での経験も豊富なチ・ソンジュンにその可能性を見出したと思われる。
(文責:ふるりん)