DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

ハンファとロッテ、チ・ソンジュンとチャン・シファンなど2対2トレード成立

 ハンファイーグルスロッテジャイアンツは11月21日、チ・ソンジュン捕手(25)とキム・ジュヒョン内野手(25)、チャン・シファン投手(32)とキム・ヒョヌ捕手(19)の2対2トレードを発表した。

 チ・ソンジュンは高校卒業後の2014年にハンファへ入団し、2018年は99試合、2019年は58試合に出場と控え捕手として起用されてきた。左打者のキム・ジュヒョンは大学卒業後の2016年にハンファへ入団し、2017年に一軍で3打点を記録した後は兵役のため軍へ入隊、2018年から2019年まで警察野球団(2019年8月に解散)に所属し、2019年の一軍出場はない。

 右腕のチャン・シファンは高校卒業後の2007年に現代ユニコーンスへ入団し、その年限りで現代が解散すると2008年より新球団ヒーローズ(現キウム)へ移籍したが、2014年まで一軍未勝利だった。同年シーズンオフに新球団KTウィズの特別指名で移籍すると、2015年は一軍初勝利を含む7勝をあげた。2017 WBC(ワールドベースボールクラシック)に韓国代表として出場するも、2017年4月、2対2トレードでロッテへ移籍した。2019年は主に先発として起用され27試合に登板、6勝13敗、防御率4.95の成績だった。キム・ヒョヌは高校卒業後、2019年にロッテへ入団したばかりの捕手で一軍出場はない。

 2019年シーズン、9位に低迷したハンファは先発投手が不足し、控え捕手のチ・ソンジュンを出してまでチャン・シファンをほしがったと見られる。また15年ぶりの最下位に転落したロッテは、2017年シーズンオフにカン・ミンホがFA(フリーエージェント)となりサムソンへ移籍してから2年間正捕手が不在で成績不振の大きな要因となっていたため、まだ25歳と若く一軍での経験も豊富なチ・ソンジュンにその可能性を見出したと思われる。

 

(文責:ふるりん