オープニングラウンドC3連勝で首位通過
2019 WBSCプレミア12 オープニングラウンドC
キューバ 0−7 韓国 (ソウル・高尺)
(勝)イ・ヨンハ (敗)ヨシマール・デ・ロサ
2019 WBSCプレミア12・オープニングラウンドCでオーストラリア戦、カナダ戦と2連勝した野球韓国代表は11月8日、同ラウンドの最終戦でキューバ代表と対戦した。同日、オーストラリア代表がカナダ代表に勝利したため2位以上が確定していた韓国代表には、今後の優勝争いや2020年東京オリンピック出場権獲得のために勝利が必要とされていた。
韓国代表の先発パク・チョンフン(SK)は1回表を三者凡退に抑えた。韓国代表は1回裏にキューバの先発ヨシマール・デ・ロサから1番パク・ミヌ(NC)がエラーで出塁し、3番イ・ジョンフへの四球でチャンスを拡大したが無得点に終わった。キューバ代表は2回表に先頭の4番アルフレッド・デスパイネが安打で出塁したが無得点に終わった。韓国代表は2回裏に先頭の6番ヤン・ウィジ(NC)への死球、7番キム・ヒョンス(LG)への四球でチャンスを作り、代わったキューバの2番手ヤリエル・ロドリゲスからパク・ミヌへの四球で満塁とすると、2番キム・ハソン(キウム)のタイムリーで2点を先制した。
キューバ代表は3回表に1番ロエル・サントスへの死球、2番セサル・プリエトの安打でチャンスと作るも、パク・チョンフンは無失点に抑えた。韓国代表は3回裏に先頭の4番パク・ピョンホ(キウム)が安打で出塁するもヤン・ウィジが併殺打に倒れて無得点に終わった。キューバ代表は4回表にも6番フレデリック・セペダへの四球と7番アレクサンデル・アヤラへの四球でチャンスを作るも、ここもパク・チョンフンが無失点に抑えた。キューバ代表は5回表に先頭の9番エリスベル・アルエバルエナが安打で出塁すると、代わった韓国代表の2番手チャ・ウチャン(LG)、3番手イ・ヨンハ(トゥサン)の継投で無失点に抑えた。韓国代表は5回裏にキム・ハソンへの四球、3番イ・ジョンフ(キウム)への死球でチャンスを作ると、パク・ピョンホのタイムリーで1点を追加した。ここで代わったキューバの3番手ヨニエス・エラから5番キム・ジェファン(トゥサン)のタイムリー、4番手フレッディ・アルビレスからヤン・ウィジの犠牲フライ、キム・ヒョンスのタイムリーで計3点を追加した。
キューバ代表は6回表に5番ヨルダニス・サーモンが安打で出塁するもイ・ヨンハは無失点に抑えた。韓国代表は6回裏に先頭のパク・ミヌが安打で出塁すると盗塁や相手の暴投の間に3塁へ進み、イ・ジョンフのタイムリーで1点を追加した。キューバ代表は7回表に韓国代表の4番手コ・ウソク(LG)からロエル・サントスが安打で出塁したがまたもや無得点だった。韓国代表は7回裏にヤン・ウィジが安打で出塁するも無得点だったが、5番手ハ・ジェフン(SK)は8回表を無失点に抑えた。
韓国代表は8回裏に途中出場の1番キム・サンス(サムソン)が安打で出塁するも、キム・ハソンは併殺打に倒れ追加点はならなかった。キューバ代表は9回表に韓国代表の6番手イ・スンホ(キウム)から代打パベル・ケサダが安打で出塁するも結局無得点に終わり、韓国代表が完封勝利で3連勝、首位でスーパーラウンド進出を決めた。なお、オープニングラウンドCの2位はオーストラリア代表となった。
野球韓国代表は11月11日より2019 WBSCプレミア12のスーパーラウンド(日本・東京ドーム、千葉マリンスタジアム)に進出し、17日の決勝進出をかけて争うことになった。なお、同じスーパーラウンドに進出した台湾、オーストラリアとアジア・オセアニア地区の2チームより上位に進出すれば、2020年東京オリンピック野球への出場権を得られる。
(文責 : ふるりん)