DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

ポストシーズン速報(10.23)

2019年 韓国シリーズ 第2戦 

トゥサン、2試合連続のサヨナラ勝ちで2勝目


キウム 5-6 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)キム・スンフェ 1勝  (敗)ハン・ヒョンヒィ 1敗

本塁打)トゥサン : オ・ジェイル 1号 

 

 韓国シリーズ第2戦は、第1戦と同様にトゥサンの本拠地・蚕室野球場に満員の観客を集めて盛大に始まった。

 

 キウムは1回表にトゥサンの先発イ・ヨンハから1番ソ・ゴンチャンへの四球、2番サンズの安打でチャンスを作ると、3番イ・ジョンフの犠牲フライで1点を先制した。キウムは2回表にも6番ソン・ソンムンの三塁打、7番イ・ジヨンへの四球でチャンスを作ると、8番キム・ヘェソンの犠牲フライで1点を追加した。イ・ヨンハは3回表に三者連続三振と快投を見せ、トゥサンは3回裏にキウムの先発イ・スンホから8番キム・ジェホがチーム初安打で出塁したが、盗塁に失敗した。

 トゥサンは4回裏に4番キム・ジェファンが安打で出塁すると、5番オ・ジェイルの本塁打で2-2の同点に追いついた。トゥサンは5回裏に7番チェ・ジュファンが安打で出塁したが、9番パク・セヒョクは併殺打に倒れた。キウムは6回表に先頭のサンズが安打で出塁すると、1死後にパク・ピョンホのタイムリーで1点を勝ち越し、ソン・ソンムンとイ・ジヨンのタイムリーで2点を追加してイ・ヨンハをノックアウトした。トゥサンの2番手イ・ヒョンスンは追加点を与えなかった。トゥサンは6回裏に3番フェルナンデスが四球で出塁するも、代わったキウムの2番手チョ・サンウは無失点に抑えた。

 キウムは7回表にトゥサンの3番手イ・ヒョンボムからイ・ジョンフが安打で出塁するも無得点に終わり、3番手ヤン・ヒョンは7回裏を無失点に抑えた。トゥサンの4番手ハム・トクチュは8回表を無失点に抑えた。トゥサンは8回裏にキウムの4番手キム・サンスから1番パク・コヌの安打、2番チョン・スビンへの四球でチャンスを作り、相手のエラーで1点を返した。ここで代わったキウムの5番手イ・ヨンジュンは無失点に抑えた。キウムは9回表にトゥサンの5番手クォン・ヒョクから途中出場の9番パク・チョンウムとソ・ゴンチャンの連打でチャンスを作るが、代わった6番手キム・スンフェは追加点を与えなかった。

 トゥサンは9回裏にキウムの6番手オ・ジュウォンから6番ホ・ギョンミンと途中出場の7番オ・ジェウォンの連打でチャンスを作り、代わった7番手ハン・ヒョンヒィから8番キム・ジェホのタイムリー、代打キム・インテの犠牲フライで5-5の同点に追いつくと、パク・コヌのタイムリーで韓国シリーズ史上初となる2試合連続のサヨナラ勝ちとなった。トゥサンは先発イ・ヨンハが6回途中5失点で降板するも、リリーフ陣が無失点に抑え終盤のチャンスをものにして逆転につなげた。一方キウムは先発イ・スンホが6回途中2失点と自身の役割を果たすも、肝心な場面でのエラーもあり、リリーフ陣が2試合連続で機能せず最後に逆転を許してしまった。

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韓国シリーズで2試合連続サヨナラ勝ちを見せたトゥサンの選手たち

 

 韓国シリーズ第3戦は舞台をキウムの本拠地・高尺スカイドームに移し、10月25日18時半より開始される。

 

 

(文責:ふるりん)