ヤン・ヒョンジョン(キア)の好投などで1安打完封
2019 WBSCプレミア12 オープニングラウンドC
オーストラリア 0−5 韓国 (ソウル・高尺)
(勝)ヤン・ヒョンジョン (敗)ティム・アサートン
大会2連覇、そして2020年東京オリンピック野球出場権獲得をかけて戦う2019 WBSCプレミア12・野球韓国代表は11月6日、オープニングラウンドC・初戦でオーストラリア代表と対戦した。
韓国代表の先発ヤン・ヒョンジョン(キア)は1回表を三者凡退に抑えると、1回裏にオーストラリア代表の先発ティム・アサートンから3番イ・ジョンフ(キウム)が二塁打でチャンスを作るも無得点に終わった。ヤン・ヒョンジョンは2回表も三者凡退に抑えると、韓国代表は2回裏に5番キム・ジェファン(トゥサン)が四球で出塁し、6番ヤン・ウィジ(NC)の内野ゴロの間に二塁まで進み、7番キム・ヒョンス(LG)のタイムリーで1点を先制した。さらに8番ミン・ビョンホン(ロッテ)のタイムリーでもう1点を追加した。ヤン・ヒョンジョンは3回表も三者凡退に抑えた。
韓国代表は3回裏にオーストラリア代表の2番手スティーブン・ケントから2番キム・ハソン(キウム)が四球で出塁すると、イ・ジョンフのタイムリーでもう1点を追加した。ヤン・ヒョンジョンは4回表に2番ロバート・グレンニディングに内野安打を許したが、後続を断った。韓国代表は4回裏にオーストラリア代表の3番手サミュエル・ホランドからキム・ヒョンスへの四球、9番ホ・ギョンミン(トゥサン)の安打でチャンスを作るも追加点は奪えなかった。ヤン・ヒョンジョンは5回表2死まで4者連続三振を記録し、6回表も三者凡退に抑えた。
韓国代表は6回裏にオーストラリア代表の4番手トッド・ヴァンスティーンセルからキム・ジェファンへの四球、キム・ヒョンスの安打でチャンスを作ると、ホ・ギョンミンのタイムリーで1点を返し、2番手イ・ヨンハ(トゥサン)は7回表まで三者凡退に抑えた。韓国代表は7回裏にキム・ハソンと代打カン・ベッコ(KT)が四球で出塁するも追加点は奪えなかった。韓国代表の3番手イ・ヨンチャン(トゥサン)も8回表を三者凡退に抑えた。
韓国代表は8回裏にオーストラリア代表の5番手ダニエル・シュミットに2死を奪われたが、代わった6番手サム・ストリートからホ・ギョンミン、1番パク・ミヌ(NC)への連続死球、キム・ハソンへの四球で満塁のチャンスを作ると、イ・ジョンフへの押し出しの四球で1点を追加した。だがオーストラリア代表の7番手ルーク・ウィルキンスからは追加点を奪えなかった。4番手ウォン・ジョンヒョン(NC)は9回表をこれまた三者凡退に抑え、韓国代表は大事な初戦をわずか1安打の完封勝利で幸先良いスタートを切った。
特に先発ヤン・ヒョンジョンは初戦という重圧をはねのけ、10奪三振と圧巻の投球を見せた。打線は4番パク・ピョンホが無安打など不安な面もあったが、代表経験豊富な選手たちが下位打線に並び自身の役割を果たした。また2020年オリンピック出場権を直接争うオーストラリアに完勝したことも明るい材料となった。
野球韓国代表は11月7日19時より、オープニングラウンドCの2試合目としてカナダ代表と対戦する。カナダ代表は6日、キューバ代表に3-0で勝利しており、互いに11月11日からのスーパーラウンド(日本・東京ドームなど)進出をかけた大一番となる。予告先発は韓国代表がキム・グァンヒョン(SK)、カナダ代表がロバート・ザストリズニーと発表され、左腕対決となる。
(文責 : ふるりん)