DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

WBSCプレミア12韓国代表、選手28名集合  尚武と練習試合

 キム・ギョンムン監督率いる2019 WBSCプレミア12韓国代表は、10月26日まで韓国シリーズに出場していたトゥサンの7名、キウムの5名の計12名の選手たちが合流したことにより、10月29日になってようやく全28名が集合し高尺スカイドームで練習を行った。ポストシーズンに出場できなかったチーム、ポストシーズンで敗退したチームの選手たちは先に水原KTウィズパークで練習していた。また投手チョ・サンウ(キウム)、捕手パク・セヒョク(トゥサン)の2名が出席した記者会見も行われた。

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全体練習を指揮するキム・ギョンムン野球韓国代表監督(https://sports.news.naver.com/news.nhn?oid=108&aid=0002820005 より)。

 

 こうしてようやく選手が全員そろった10月29日、野球韓国代表は尚武(兵役中の野球選手が所属)と高尺スカイドームで練習試合を行った。韓国代表の先発パク・チョンフン(SK)は3回裏まで無失点に抑え、5回表に尚武の先発イ・スングァン(元ハンファ)からファン・ジェギュン(KT)のタイムリーで1点を先制した。尚武は5回裏に韓国代表の2番手ムン・ギョンチャン(キア)からホン・ヒョンビン(元KT)のタイムリーで1-1の同点に追いついた。

 韓国代表は6回表に尚武の2番手イ・ドヒョン(元NC)からチェ・ジョン(SK)のタイムリーとヤン・ウィジ(NC)への押し出しの四球で2点を勝ち越し、代わった3番手チェ・ミンジュン(元SK)からカン・ベッコ(KT)の併殺打の間に1点を追加した。韓国代表の3番手ウォン・ジョンヒョン(NC)は6回裏、4番手コ・ウソク(LG)は7回裏、5番手ハ・ジェフン(SK)は8回裏をそれぞれ無失点に抑えた。なお8回裏には満塁の場面でヤン・ソックァン(元LG)の打球を捕球したホ・ギョンミン(トゥサン)が基点となり三重殺が成立した。韓国代表は9回表にキム・ハソン(キウム)のタイムリーで1点を追加し、5-1で勝利した。

 

 この後韓国代表は11月1-2日に高尺スカイドームで同じくWBSCプレミア12に出場するプエルトリコ代表と親善試合で対戦し、11月6日からのオープニングラウンドC(高尺スカイドーム)に備える。なお前回の2015年大会で優勝した韓国代表はWBSCプレミア12の2連覇だけでなく、2020年東京オリンピック野球の出場権がかかっている。

 

【2019 WBSCプレミア12 韓国代表 予定】

 

 [国際親善試合](高尺スカイドーム

11月1日19時、2日17時 プエルトリコ

 

[オープニングラウンドC](高尺スカイドーム

11月6日19時 オーストラリア

11月7日19時 カナダ

11月8日19時 キューバ

※総当りのリーグ戦で4チーム中上位2チームがスーパーラウンドへ進出

 

[スーパーラウンド]

11月11-16日 日本・東京ドーム、千葉マリンスタジアム

(オープニングラウンドA・B・Cの上位2チームずつ計6チームが出場)

 

[3位決定戦・決勝戦

11月17日 東京ドーム

 

【2019 WBSCプレミア12 韓国代表】

(10月29日時点)

[投手]

パク・チョンフンハ・ジェフンキム・グァンヒョン(以上SK)、イ・ヨンハハム・トクチュイ・ヨンチャン(以上トゥサン)イ・スンホチョ・サンウ(以上キウム)、ムン・ギョンチャンヤン・ヒョンジョン(以上キア)、コ・ウソクチャ・ウチャン(以上LG)、ウォン・ジョンヒョン(NC)

[捕手]

パク・セヒョク(トゥサン)、ヤン・ウィジ(NC)

一塁手

パク・ピョンホ(キウム)

二塁手

キム・サンス(サムソン)、パク・ミヌ(NC)

三塁手

チェ・ジョン(SK)、ホ・ギョンミン(トゥサン)、ファン・ジェギュン(KT)

[遊撃手]

キム・ハソン(キウム)

[外野手]

パク・コヌキム・ジェファン(以上トゥサン)、イ・ジョンフ(キウム)、ミン・ビョンホン(ロッテ)、キム・ヒョンス(LG)、カン・ベッコ(KT)

 

(文責:ふるりん