キム・ギョンムン監督率いる2019 WBSCプレミア12韓国代表は、10月26日まで韓国シリーズに出場していたトゥサンの7名、キウムの5名の計12名の選手たちが合流したことにより、10月29日になってようやく全28名が集合し高尺スカイドームで練習を行った。ポストシーズンに出場できなかったチーム、ポストシーズンで敗退したチームの選手たちは先に水原KTウィズパークで練習していた。また投手チョ・サンウ(キウム)、捕手パク・セヒョク(トゥサン)の2名が出席した記者会見も行われた。
こうしてようやく選手が全員そろった10月29日、野球韓国代表は尚武(兵役中の野球選手が所属)と高尺スカイドームで練習試合を行った。韓国代表の先発パク・チョンフン(SK)は3回裏まで無失点に抑え、5回表に尚武の先発イ・スングァン(元ハンファ)からファン・ジェギュン(KT)のタイムリーで1点を先制した。尚武は5回裏に韓国代表の2番手ムン・ギョンチャン(キア)からホン・ヒョンビン(元KT)のタイムリーで1-1の同点に追いついた。
韓国代表は6回表に尚武の2番手イ・ドヒョン(元NC)からチェ・ジョン(SK)のタイムリーとヤン・ウィジ(NC)への押し出しの四球で2点を勝ち越し、代わった3番手チェ・ミンジュン(元SK)からカン・ベッコ(KT)の併殺打の間に1点を追加した。韓国代表の3番手ウォン・ジョンヒョン(NC)は6回裏、4番手コ・ウソク(LG)は7回裏、5番手ハ・ジェフン(SK)は8回裏をそれぞれ無失点に抑えた。なお8回裏には満塁の場面でヤン・ソックァン(元LG)の打球を捕球したホ・ギョンミン(トゥサン)が基点となり三重殺が成立した。韓国代表は9回表にキム・ハソン(キウム)のタイムリーで1点を追加し、5-1で勝利した。
この後韓国代表は11月1-2日に高尺スカイドームで同じくWBSCプレミア12に出場するプエルトリコ代表と親善試合で対戦し、11月6日からのオープニングラウンドC(高尺スカイドーム)に備える。なお前回の2015年大会で優勝した韓国代表はWBSCプレミア12の2連覇だけでなく、2020年東京オリンピック野球の出場権がかかっている。
【2019 WBSCプレミア12 韓国代表 予定】
[国際親善試合](高尺スカイドーム)
11月1日19時、2日17時 プエルトリコ戦
[オープニングラウンドC](高尺スカイドーム)
11月6日19時 オーストラリア戦
11月7日19時 カナダ戦
11月8日19時 キューバ戦
※総当りのリーグ戦で4チーム中上位2チームがスーパーラウンドへ進出
[スーパーラウンド]
11月11-16日 日本・東京ドーム、千葉マリンスタジアム
(オープニングラウンドA・B・Cの上位2チームずつ計6チームが出場)
[3位決定戦・決勝戦]
11月17日 東京ドーム
【2019 WBSCプレミア12 韓国代表】
(10月29日時点)
[投手]
パク・チョンフン、ハ・ジェフン、キム・グァンヒョン(以上SK)、イ・ヨンハ、ハム・トクチュ、イ・ヨンチャン(以上トゥサン)イ・スンホ、チョ・サンウ(以上キウム)、ムン・ギョンチャン、ヤン・ヒョンジョン(以上キア)、コ・ウソク、チャ・ウチャン(以上LG)、ウォン・ジョンヒョン(NC)
[捕手]
パク・セヒョク(トゥサン)、ヤン・ウィジ(NC)
[一塁手]
パク・ピョンホ(キウム)
[二塁手]
キム・サンス(サムソン)、パク・ミヌ(NC)
[三塁手]
チェ・ジョン(SK)、ホ・ギョンミン(トゥサン)、ファン・ジェギュン(KT)
[遊撃手]
キム・ハソン(キウム)
[外野手]
パク・コヌ、キム・ジェファン(以上トゥサン)、イ・ジョンフ(キウム)、ミン・ビョンホン(ロッテ)、キム・ヒョンス(LG)、カン・ベッコ(KT)
(文責:ふるりん)