キム・ジェファン(トゥサン)の先制本塁打が決勝点に
2019 WBSCプレミア12 スーパーラウンド
アメリカ合衆国 1−5 韓国 (東京ドーム)
(勝)ヤン・ヒョンジョン (敗)コディー・ポンス
(本塁打)アメリカ合衆国 : ブレント・ルーカー 韓国 : キム・ジェファン
韓国・高尺スカイドームでのオープニングラウンドCで3連勝と順調なスタートを切った2019 WBSCプレミア12韓国代表は11月11日、日本・東京ドームでのスーパーラウンドでアメリカ合衆国代表と初戦で対戦した。
韓国代表の先発ヤン・ヒョンジョンは1回表に2番アレック・ボームの二塁打、3番ロバート・ダルベックへの四球、4番アンドリュー・ボーンの安打で満塁とするも後続を連続三振にしとめた。韓国代表は1回裏にアメリカ合衆国代表の先発コディー・ポンセから2番キム・ハソン(キウム)、3番イ・ジョンフ(キウム)の連打でチャンスを作ると、5番キム・ジェファン(トゥサン)の本塁打で3点を先制した。アメリカ合衆国代表は2回表に9番コナー・チャタムの安打、相手のエラー、1番ジョーダン・アデルの安打で満塁のチャンスを作るも生かせなかった。韓国代表は3回裏にキム・ハソンが安打で出塁し、イ・ジョンフの二塁打で生還したかに思われたがタッチプレーでアウトとなった。韓国代表ベンチはビデオ判定を要請するも、主審の判定はそのままで得点は認められなかった。
アメリカ合衆国代表は4回表に7番ドリュー・ウォータースへの四球、8番エリック・クラッツの安打でチャンスを作るも、コナー・チャタムが併殺打に倒れた。韓国代表は4回裏に6番ヤン・ウィジ(NC)が四球で出塁すると、ここで登板したアメリカ合衆国代表の2番手クレイトン・アンドリュースは追加点を与えなかった。アメリカ合衆国代表は5回表にロバート・ダルベック、アンドリュー・ボーンの安打でチャンスを作るも、ここも無得点に終わったが、6回表に先頭の6番ブレント・ルーカーの本塁打でようやく1点を返した。この後コナー・チャタム、ジョーダン・アデルの連打でチャンスを作るも、ここで代わったトゥサンの2番手イ・ヨンハは無失点に抑えた。
韓国代表は6回裏にアメリカ合衆国代表の3番手ブライアン・フリンから4番パク・ピョンホ(キウム)への死球、ヤン・ウィジの二塁打で追加点のチャンスを作るが無得点に終わった。アメリカ合衆国代表は7回表にアンドリュー・ボーンが四球で出塁するも反撃とはいかなかった。韓国代表は7回裏にアメリカ合衆国代表の4番手ワイアット・ミルスから1番パク・ミヌ(NC)が安打で出塁し、キム・ハソンの打球は外野の前に落ちて処理がもたつく間にパク・ミヌが生還して1点を追加した。さらにこの回代わった5番手キャレブ・シールバーからイ・ジョンフのタイムリーでもう1点を追加した。
アメリカ合衆国代表は8回表に韓国代表の3番手イ・ヨンチャンから代打ダールトン・バーショーの二塁打でチャンスを作ると、ジョーダン・アデルの安打で代走ゼイビアー・エドワーズが生還するかに思えたが、レフトのキム・ヒョンスの好返球で得点を防いだ(ビデオ判定でも変更なしだった)。韓国代表は8回裏にアメリカ合衆国代表の6番手ブルックス・パウンダースからヤン・ウィジが死球で出塁するが追加点はならなかった。アメリカ合衆国代表は9回表に韓国代表の4番手チョ・サンウ(キウム)から先頭のアレック・ボームへの四球、アンドリュー・ボーンの安打でチャンスを作るが、ここも反撃できず韓国代表がスーパーラウンド初戦を勝利で飾った。
韓国代表は1回裏にキム・ジェファンの本塁打で3点を先制するも、先発ヤン・ヒョンジョンは6回表まで被安打10と打ち込まれたが、奪三振7個と要所を抑え本塁打の1失点にとどめた。打線ではキム・ハソンとイ・ジョンフが3安打1打点と機能し、アメリカ合衆国の13安打を下回る9安打ながらも効率よく得点できた。
韓国代表は11月12日、スーパーラウンドの2試合目として2020年東京オリンピック野球出場権を争っている台湾代表と千葉マリンスタジアムで対戦する。予告先発は韓国代表がキム・グァンヒョン(SK)、台湾代表が張奕(オリックス)と発表された。
(文責 : ふるりん)