DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

ホ・サミョン新監督就任  キム・ハンス監督退任へ

 サムソンは9月30日、2020年シーズンからホ・サミョン新監督(47)と契約期間3年、契約金3億ウォン、年俸2億ウォンの総額9億ウォンで契約したと発表した。サムソンは9月29日で2019年シーズンの試合日程をすべて終了していた。

 ホ・サミョン新監督は高校卒業後の1991年に投手としてサムソンへ入団し、1995年までの5年間で一軍通算4試合のみの登板にとどまり、未勝利で現役を引退した。引退後はサムソンの練習支援要員となり、1998年より戦力分析担当として業務にあたった。昨今は戦力分析や球団運営の責任者を任され、コーチなどの現場での指導経験はないが、本拠地の大邱サムソンライオンズパークに打球の弾道を測定するトラックマンを導入するなど、データ分析の強化に貢献してきた。サムソンは2014年までの韓国シリーズ4連覇の後、2015年に韓国シリーズで敗退すると2016年から2019年まで4年連続ポストシーズン進出に失敗し低迷しているため、過去の名声にとらわれずホ・サミョン新監督の抜擢に至ったと思われる。

 なお、2017年より3年契約を結んでいたキム・ハンス監督(47)は2019年で契約期間が切れるが、退任することとなった。キム・ハンス監督は現役時代サムソンの主力選手(内野手)として活躍し、現役引退後の2008年から主にサムソンのコーチとして指導者の経験を積み、2016年シーズン終了後、リュ・ジュンイル監督(現LG監督)の後任として監督に就任した。だが2017年は9位、2018年は6位、2019年は8位と3年連続で下位に低迷した。

 

(9月30日現在の為替レート:1億ウォンが約900万3000円。)

 

(文責:ふるりん