サムソンは9月30日、2020年シーズンからホ・サミョン新監督(47)と契約期間3年、契約金3億ウォン、年俸2億ウォンの総額9億ウォンで契約したと発表した。サムソンは9月29日で2019年シーズンの試合日程をすべて終了していた。
ホ・サミョン新監督は高校卒業後の1991年に投手としてサムソンへ入団し、1995年までの5年間で一軍通算4試合のみの登板にとどまり、未勝利で現役を引退した。引退後はサムソンの練習支援要員となり、1998年より戦力分析担当として業務にあたった。昨今は戦力分析や球団運営の責任者を任され、コーチなどの現場での指導経験はないが、本拠地の大邱サムソンライオンズパークに打球の弾道を測定するトラックマンを導入するなど、データ分析の強化に貢献してきた。サムソンは2014年までの韓国シリーズ4連覇の後、2015年に韓国シリーズで敗退すると2016年から2019年まで4年連続ポストシーズン進出に失敗し低迷しているため、過去の名声にとらわれずホ・サミョン新監督の抜擢に至ったと思われる。
なお、2017年より3年契約を結んでいたキム・ハンス監督(47)は2019年で契約期間が切れるが、退任することとなった。キム・ハンス監督は現役時代サムソンの主力選手(内野手)として活躍し、現役引退後の2008年から主にサムソンのコーチとして指導者の経験を積み、2016年シーズン終了後、リュ・ジュンイル監督(現LG監督)の後任として監督に就任した。だが2017年は9位、2018年は6位、2019年は8位と3年連続で下位に低迷した。
(9月30日現在の為替レート:1億ウォンが約900万3000円。)
(文責:ふるりん)