DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(4.21) 結果

マクガイヤ(サムソン)、ノーヒットノーラン達成 キア6連敗で最下位転落

 

トゥサン 9-2 キア  (光州)
(勝)リンドブロム 4勝  (敗)ウィーランド 2勝2敗

 (本塁打)トゥサン : キム・ジェファン 5号、フェルナンデス 4号

 トゥサンは1回表にキアの先発の新外国人ウィーランド(元横浜DeNA)から4番キム・ジェファンの2試合連続本塁打で2点を先制した。キアは2回裏にトゥサンの先発リンドブロムから相手の暴投で1点を返した。トゥサンは3回表に5番オ・ジェイルへの押し出しの四球で1点を追加した。トゥサンは7回表に2番の新外国人フェルナンデスの満塁本塁打で4点を追加し、ウィーランドをノックアウトした。さらにこの回代わったキアの2番手キム・セヒョンからオ・ジェイルの犠牲フライ、7番ペク・トンフンのタイムリーで2点を追加した。

 トゥサンの2番手パク・チグクは7回裏、キアの3番手ムン・ギョンチャンは8回表、トゥサンの3番手ユン・ミョンジュンは8回裏、キアの4番手イム・ギジュンは9回表をそれぞれ無失点に抑えた。キアは9回裏にトゥサンの4番手ペ・ヨンスから途中出場の7番パク・チュンテの犠牲フライで1点を返したが、反撃もここまでで首位トゥサンは3連勝となった。6回を1失点に抑えたリンドブロムは4勝目。トゥサン打線ではフェルナンデスが3安打1本塁打4打点と活躍。先発ウィーランドが7回途中7失点で降板したキアは6連敗で最下位に転落。

 

 

NC 1-4 SK  (仁川)

(勝)キム・グァンヒョン 3勝  (セーブ)キム・テフン 1勝1敗7S  (敗)パク・チヌ 2勝1敗

本塁打)NC : ヤン・ウィジ 6号  SK : キム・ガンミン 2号、ハン・ドンミン 4号

 SKは1回裏にNCの先発パク・チヌから1番キム・ガンミンの先頭打者本塁打、4番ハン・ドンミンの本塁打で3点を先制した。NCは6回表にSKの先発キム・グァンヒョンから3番ナ・ソンボムの内野ゴロの間に1点を返した。SKの2番手ソ・ジニョンは7回表、3番手ハ・ジェフン(元東京ヤクルト)は8回表を無失点に抑えた。 

 SKは8回裏にNCの2番手カン・ユングからチャンスを作り、代わった3番手ぺ・ジェファンから7番イ・ジェウォンのタイムリーで1点を追加した。4番手キム・テフンは9回表に相手の反撃を断ち2位SKが勝利した。6回途中まで1失点に抑えたキム・グァンヒョンは3勝目。SK打線ではキム・ガンミンが3安打1本塁打1打点、NC打線では1番イ・サンホが3安打と活躍。 

 

 

キウム 3-5 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)ウィルソン 3勝  (セーブ)コ・ウソク 1勝2敗1S  (敗)キム・ドンジュン 2勝2敗

 キウムは3回表にLGの先発ウィルソンから相手のエラーで1点を先制した。LGは3回裏にキウムの先発ブリガム(元東北楽天)から相手のエラーで1-1の同点に追いつき、4回裏に8番キム・ヨンウィの犠牲フライ、1番イ・チョヌンへの押し出しの四球で3-1と逆転した。キウムは5回表に代打イ・ジョンフの2点タイムリーで3-3の同点に追いついた。LGは6回裏にキウムの2番手キム・ドンジュンからイ・チョヌンのタイムリーで4-3と勝ち越した。

 LGの2番手チン・ヘスは7回表、キウムの4番手キム・サンスは7回裏、LGの3番手の高卒新人チョン・ウヨンは8回表をそれぞれ無失点に抑えた。LGは8回裏にキウムの5番手ハン・ヒョンヒィからキム・ヨンウィのタイムリーで1点を追加した。キウムの6番手キム・ソンミンは追加点を与えなかった。4番手コ・ウソクは9回表に相手の反撃を断ち、LGが勝利しキウム、NCと同率3位に並んだ。6回を3失点に抑えたウィルソンは3勝目。コ・ウソクはプロ3年目にして初セーブ。キウム打線では7番イ・ジヨンが3安打と活躍。

 

 
サムソン 16-0 ハンファ  (大田)
(勝)マクガイヤ 1勝2敗  (敗)サーポルド 1勝3敗

本塁打)サムソン : ラフ 4号

 サムソンは2回表にハンファの先発の新外国人サーポルドから9番パク・ケェボムのタイムリーで1点を先制し、4回表に8番パク・ヘミン、パク・ケェボム、2番キム・サンス、4番ラフ、5番イ・ウォンソクのタイムリーで7点を追加した。さらに5回表にパク・ヘミンのタイムリーでサーポルドをノックアウトし、代わったハンファの2番手ムン・ドンウクからパク・ケェボムの犠牲フライで10点目を奪った。 

 サムソンは6回表にラフの本塁打で1点、7回表にハンファの3番手ソ・ギュンからキム・サンス、3番ク・ジャウク、ラフ、7番カン・ミンホのタイムリーなどで5点を追加した。ハンファの4番手パク・チュホン、5番手パク・サンウォン、6番手アン・ヨンミョンは無失点に抑えた。8回裏まで無失点に抑えていたサムソンの先発の新外国人マクガイヤは9回裏に三者連続三振で抑え、韓国初勝利をプロ野球史上14人目のノーヒットノーランの偉業で飾った。マクガイヤは死球1つを与えたが13奪三振を記録し、サムソンとしては1990年のイ・テイル以来2人目のノーヒットノーランとなった。

 23安打を記録したサムソン打線ではパク・ヘミンが4安打3打点、ク・ジャウクが4安打1打点、ラフが3安打1本塁打3打点、パク・ケェボムが3安打3打点、キム・サンスが3安打2打点と活躍。ハンファでは先発サーポルドが5回途中10失点で降板し、無安打無得点に抑えられる屈辱を味わった。

 

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ノーヒットノーランで韓国初勝利を飾ったサムソンのマクガイヤ(http://www.newsis.com/view/?id=NISI20190421_0000312939 より)。

 

 

KT 6-3 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)チョン・ソンゴン 1勝1敗  (敗)コ・ヒョジュン 1敗

本塁打)KT : ロハス 3号、パク・キョンス 5号 

 KTは1回表にロッテの先発パク・シヨンから5番ユ・ハンジュンのタイムリーで1点を先制した。ロッテは2回裏にKTの先発の新外国人クエバスから7番ナ・ギョンミンのタイムリーで1-1の同点に追いついた。KTは6回表にロッテの2番手パク・クンホンから4番ロハスの2試合連続本塁打で1点を勝ち越した。3番手チョン・ソンジョンは無失点に抑え、ロッテは7回裏に代打ホ・イルのタイムリーで2-2の同点に追いついた。

 4番手チン・ミョンホと5番手オ・ヒョンテクも無失点に抑え、ロッテは8回裏にKTの2番手チョン・ユスからチャンスを作り、代わった3番手チョン・ソンゴンから4番イ・デホ(元福岡ソフトバンク)のタイムリーで3-2と逆転した。KTは9回表にロッテの6番手コ・ヒョジュンから3番カン・ベッコのタイムリーで3-3の同点に追いつき、代わった7番手ク・スンミンからユ・ハンジュンのタイムリー、6番パク・キョンスの本塁打で3点を勝ち越した。ロッテの8番手ホン・ソンミンは追加点を与えなかった。チョン・ソンゴンは相手の反撃を断ち、KTが勝利し9位に浮上した。ロッテではリリーフが機能しなかった。

 

 【レギュラーシーズン 順位表】

(4月21日時点)

         試合  勝   敗   分  勝率

1.トゥサン   25  17  8   0  .680

2.SK     25  15  9   1  ,625

3.キウム    25  14  11  0  .560

3.LG     25  14  11  0  .560

3.NC     25  14  11  0  .560

6.ハンファ   25  11  14  0  .440

6.ロッテ    25  11  14  0  .440

8.サムソン   25  10  15  0  .400

9.KT     26  10  16    0   .385

10.キア     24  8   15  1  .348


(文責 : ふるりん