トゥサンは26日、2018年シーズンの新外国人選手としてスコット・バンスライク外野手(31)と年俸総額32万ドルで契約した。
アメリカ合衆国出身の右打者スコット・バンスライクは2012年にメジャーリーグベースボール(MLB)・ロサンゼルスドジャースに昇格し、主に外野の控えとして起用され2014年には自己最多の11本塁打を記録した。2017年7月にシンシナティレッズへトレードで移籍したが、傘下のAAA級マイナーリーグで出場したのみだった。
2018年シーズンはマイアミマーリンズと契約し、傘下のAAA級マイナーリーグで45試合に出場、打率.248、8本塁打、28打点、1盗塁の成績だった。メジャーリーグ通算6年間の成績は355試合に出場、打率.242、29本塁打、95打点、11盗塁。マイナーリーグ通算13年間の成績は917試合に出場、打率.287、114本塁打、534打点、61盗塁。なお、父のアンディ・バンスライクは1983年から1995年にかけてセントルイスカーディナルス、ピッツバーグパイレーツなどMLBで外野手として活躍した。
トゥサンは6月末で2位以下に大きく差をつける独走態勢を築いたが、2018年シーズン当初に契約していた外国人選手ジミー・パラデス(元千葉ロッテ)が成績不振で6月1日に退団したため、代役となる選手を探していた。野手の層が厚いトゥサンではあるが、外野がやや手薄であり2年ぶりの韓国シリーズ優勝を確実にするためバンスライクに期待がかかる。
(6月26日現在の為替レート:10万ドルが1097万2000円。)
(文責:ふるりん)