DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

ポストシーズン速報(2018.11.4)

韓国シリーズ第1戦、SKが勝利

 

2018年 韓国シリーズ 第1戦

SK 7-3 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)サンチェス 1勝  (敗)リンドブロム 1敗
本塁打) SK : ハン・ドンミン 3号、パク・チョングォン 2号

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 2018年の韓国シリーズ第1戦は、トゥサンの本拠地・蚕室野球場に満員の観衆を集めて盛大に開始された。


 SKは1回表にトゥサンの先発リンドブロムから先頭の1番キム・ガンミンが四球で出ると、2番ハン・ドンミンがプレーオフ第5戦に続く2試合連続本塁打で2点を先制した。トゥサンは1回裏にSKの先発パク・チョンフンから先頭の1番ホ・ギョンミンが四球で出るが、後続が倒れた。トゥサンは2回裏にも5番ヤン・ウィジ、8番キム・ジェホの四球でチャンスを作るが、ここも無得点に終わった。SKは3回表にキム・ガンミンと3番ロマック(元横浜DeNA)のヒットでチャンスを作るが、追加点は奪えなかった。
 トゥサンは3回裏にチョン・スビンのヒットとヤン・ウィジへの四球でチャンスを作ると、6番チェ・ジュファンのタイムリーで1点を返した。パク・チョンフンは4回裏に三者連続三振を奪う好投を見せた。だがトゥサンは5回裏に先頭のチョン・スビンが二塁打で出ると、代わったSKの2番手キム・テッキョンから4番キム・ジェファンとヤン・ウィジへの四球で満塁のチャンスを作った。ここで代わったSKの3番手サンチェスからチェ・ジュファンの2点タイムリーで3-2と逆転した。
 SKは6回表に先頭のハン・ドンミンが四球で出ると、1死後に4番パク・チョングォンの本塁打で4-3と逆転した。トゥサンは6回裏に先頭のオ・ジェウォンが四球で出るが、バントや盗塁失敗でチャンスは拡大しなかった。SKは7回表に先頭の8番パク・スンウクがヒットで出ると、1死後にトゥサンは2番手パク・チグクを登板させ2死とした。しかしここで代わったトゥサンの3番手チャン・ウォンジュンからハン・ドンミン、ロマックの連続四球で満塁のチャンスを作ると、相手の暴投で1点を追加した。トゥサンは7回裏にSKの4番手キム・テフンからキム・ジェファンとヤン・ウィジの連打、チェ・ジュファンへの四球で満塁のチャンスを作るも、キム・ジェホの併殺打などで無得点に終わった。
 トゥサンの4番手キム・スンフェは8回表まで追加点を与えなかった。キム・テフンは8回裏を三者凡退に抑えた。SKは9回表にトゥサンの5番手イ・ヒョンスンから9番カン・スンホへの四球、キム・ガンミンのヒットでチャンスを作ると、ロマックの内野ゴロの間とパク・チョングォンの犠牲フライで2点を追加した。5番手チョン・ヨンイルが9回裏は三者凡退に抑え、SKが韓国シリーズ第1戦で勝利した。
 SKは激闘だったプレーオフで勝利した勢いをそのままに、パク・チョングォンの6回表の逆転本塁打など3打点の活躍で勝利した。またサンチェス、キム・テフンなどのリリーフ陣も無失点に抑えた。一方レギュラーシーズンを圧倒的な強さで優勝したトゥサンはチャンスで打線がつながらず、リンドブロムが7回途中5失点で降板し守備のミスも目立つなど、試合間隔が空いた影響からか主導権を握れなかった。トゥサン打線ではチョン・スビンが3安打、チェ・ジュファンが3打点と活躍。


 韓国シリーズ第2戦は11月5日18時半より蚕室野球場で開始され、予告先発はトゥサンがフランコフ(※28試合・18勝3敗・防御率3.74)、SKがムン・スンウォン(※31試合・8勝9敗1セーブ1ホールド・防御率4.60)と発表された。

※は2018年レギュラーシーズンの成績。