DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  韓国代表、決勝で日本に敗れ準優勝

韓国 0−7 日本  (東京ドーム)

(勝)田口 1勝  (敗)パク・セウン 1敗
本塁打)  日本  : 西川


 韓国代表は19日、24歳以下の若手選手主体の新しい野球の国際大会、アジアプロ野球チャンピオンシップ 2017 決勝にて日本代表と対戦した。


 韓国は1回表に日本の先発田口(読売)から2番イ・ジョンフ(ネクセン)が死球で出塁したが、チャンスとはならなかった。韓国代表の先発パク・セウン(ロッテ)は1回裏に2番松本(北海道日本ハム)の二塁打などでピンチを招いたが無失点に抑えた。2回裏にも7番西川(広島)のヒットなどでピンチを招いたが、併殺打などで切り抜けた。韓国は4回表に2死から4番キム・ハソン(ネクセン)の二塁打でチャンスを作ったが無得点に終わった。
 パク・セウンは4回裏に6番外崎(埼玉西武)のタイムリーで1点を先制され、代わった韓国の2番手シム・ジェミン(KT)は四球でさらにピンチを広げたが、捕手ハン・スンテクが三塁走者を刺殺し、さらに代わった3番手キム・ミョンシン(トゥサン)が追加点を与えなかった。韓国は5回表に8番リュ・ジヒョク(トゥサン)、9番ハン・スンテク(キア)の連打で1,3塁のチャンスを作ったが得点できなかった。
 キム・ミョンシンは5回裏に連打でピンチを招き、代わった韓国の4番手キム・ユンドン(キア)は外崎、西川のタイムリーで3点を追加された。韓国の5番手キム・デヒョン(LG)は6回裏に4番山川(埼玉西武)、5番上林(福岡ソフトバンク)のタイムリーで2点、6番手イ・ミンホ(NC)は7回裏に西川の本塁打で1点を追加された。
 韓国は日本の2番手石崎(阪神)に8回表も無安打に抑えられ、7番手ク・チャンモ(NC)は8回裏を無失点に抑えた。日本の3番手山崎(横浜DeNA)は9回表を無失点に抑え、韓国は0-7で敗れ準優勝に終わった。なお、大会オールスターには韓国から捕手ハン・スンテク、二塁手パク・ミヌ、遊撃手キム・ハソンの3名が選ばれた。


 初の開催となったアジアプロ野球チャンピオンシップに出場した韓国など各チームの選手たちは、今回の経験を糧に自分の所属チームでさらなる飛躍を遂げ、今後実績のある超一流選手たちとともに国際大会で実力を発揮することを願うばかりである。韓国代表の場合、3連覇がかかり優勝すれば兵役免除の恩典を与えられる2018年ジャカルタパレンバンアジア競技大会(インドネシア)において、このアジアプロ野球チャンピオンシップに出場した選手たちが中心となって栄冠を勝ち取り、今後予定されているWBSC プレミア12、オリンピックなどの世界大会へと弾みをつけたい。







(文責:ふるりん