台湾 ０−１ 韓国 （東京ドーム)
（勝）イム・ギヨン １勝 （敗）陳冠宇 １敗
24歳以下の若手選手主体の新しい野球の国際大会、アジアプロ野球チャンピオンシップ 2017の大会初戦、日本戦で敗れた韓国代表は17日、台湾代表と対戦した。
韓国は1回裏に台湾の先発陳冠宇(千葉ロッテ)から先頭の1番パク・ミヌ(ＮＣ)が内野安打で出塁し、2番チョン・ヒョン(ＫＴ)のレフトフライにより2塁へタッチアップ成功した。3番ク・ジャウク(サムソン)が四球を選びチャンスが拡大したが無得点に終わった。韓国は2回表にも2死から8番ハン・スンテク(キア)がヒットで出塁したがチャンスは拡大しなかった。韓国の先発イム・ギヨン(キア)は2回表まで無安打に抑えたが、台湾は3回表に8番厳宏鈞(Lamigo)の二塁打でチャンスを作るものの得点できなかった。
韓国は3回裏にチョン・ヒョンが四球で出塁したが、盗塁に失敗しチャンスとはならなかった。台湾は4回表に3番王柏融(Lamigo)、4番陳子豪(中信兄弟)への連続四球でチャンスを作ったが、イム・ギヨンが無失点に抑えた。韓国は4回裏に先頭の4番キム・ハソン(ネクセン)が四球で出塁したがチャンスとはならなかった。台湾は6回表に先頭の1番陽岱鋼(読売)のヒット、王柏融の四球でチャンスを作ったが、ここもイム・ギヨンが抑えた。
韓国は6回裏に2死からキム・ハソンが四球で出塁すると、5番イ・ジョンフ(ネクセン)のタイムリーで1点を先制しついに均衡を破った。ここで代わった台湾の2番手王鴻程(中信兄弟)からは得点を奪えなかった。イム・ギヨンは7回表を三者凡退に抑えた。韓国は7回裏に台湾の3番手彭識穎(中信兄弟)からパク・ミヌのヒット、チョン・ヒョンへの四球で追加点のチャンスを迎えたが得点を奪えなかった。台湾は8回表に韓国の2番手パク・チンヒョン(ロッテ)から陳傑憲(統一)への四球、王柏融の二塁打で同点のチャンスを作った。ここで登板した韓国の3番手チャン・ピルジュン(サムソン)は無失点に抑えた。
韓国は8回裏に台湾の4番手王躍霖(Lamigo)から得点できなかった。台湾は9回表にチャン・ピルジュンから蘇智傑(中信兄弟)がヒットで出塁したが、後続が断たれ韓国が完封勝利を収め、大会初勝利を記録した。韓国の先発イム・ギヨン(キア)はサイドハンドからのボールでピンチを迎えても台湾打線を抑え、7回を無失点と好投した。まだ19歳ながら2017年シーズンは144試合に出場し新人王を受賞したイ・ジョンフは6回裏に決勝タイムリーとなる三塁打を記録し、野球界の未来を担う若手選手主体のこの大会にふさわしい輝きを見せた。
2試合で1勝1敗となり、18日の日本−台湾戦の結果で、韓国代表が19日の決勝で対戦する相手が決まる。
