DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  延長戦で日本に逆転負け

韓国 7−8 日本  (東京ドーム)

(勝)堀 1勝  (敗)イ・ミンホ 1敗
本塁打) 韓国:キム・ハソン  日本  : 山川、上林


 24歳以下の若手選手主体の新しい野球の国際大会、アジアプロ野球チャンピオンシップ 2017の大会初戦で韓国代表は開催国日本代表と対戦した。


 韓国代表は1回表に日本の先発薮田(広島)から先頭の1番パク・ミヌ(NC)が四球で出塁し、2番イ・ジョンフ(ネクセン)のライトフライの間に2塁まで進んだが無得点に終わった。韓国代表は2回表も先頭の5番チェ・ウォンジュンが四球で出塁し、6番チョン・ヒョン(KT)が犠打で二塁へ送ったがまたもや無得点だった。韓国の先発チャン・ヒョンシクは2回裏に先頭の4番山川(埼玉西武)にヒットを許したが、二塁への盗塁で捕手ハン・スンテク(キア)が刺した。その後6番外崎(埼玉西武)、7番西川(広島)に連打を許したがここは無失点に抑えた。韓国は3回表にもパク・ミヌが2打席連続四球で出塁したがその後ヒットが出なかった。
 チャン・ヒョンシクは3回裏に2番源田(埼玉西武)へ四球を与え、3番近藤健介(北海道日本ハム)の内野安打の際に3塁への悪送球の間に日本が1点を先制した。韓国は4回表に先頭の4番キム・ハソン(ネクセン)がチーム初ヒットとなる本塁打を放ち1-1の同点に追いついた。この後チェ・ウォンジュン、チョン・ヒョンの連打でチャンスを作り、7番ハ・ジュソク(ハンファの)の犠牲フライで1点を追加した。この回さらに満塁のチャンスで日本の2番手近藤大亮(オリックス)から2番イ・ジョンフ(ネクセン)のタイムリーで2点を追加し、4-1とリードを広げた。
 韓国は5回表に日本の3番手多和田(埼玉西武)からキム・ハソンが2打席連続ヒットを打ったが追加点は奪えず、チャン・ヒョンシクは5回裏まで1失点に抑えた。パク・ミヌは6回表にヒットで4打席連続出塁とチャンスを作ったが、この回も無得点に終わった。韓国は6回裏から2番手ク・チャンモ(NC)を登板させたが、山川に本塁打を打たれ3-4と1点差に追い上げられた。代わった3番手パク・チンヒョン(ロッテ)は7回裏まで無失点に抑えた。韓国は8回表に日本の4番手石崎(阪神)からチャンスを作るも、日本の5番手野田(埼玉西武)から得点できなかった。
 韓国の4番手チャン・ピルジュン(サムソン)は8回裏を無失点に抑えたが、9回表に日本の6番手山崎(横浜DeNA)から得点できなかった。韓国は9回裏に5番手キム・ユンドン(キア)をマウンドに送ったが、連続四球と安打で1死満塁のピンチを招いてしまった。ここで6番手ハム・トクチュ(トゥサン)をマウンドに送ったが、1番京田(中日)への押し出しの四球で日本が4-4の同点に追いついた。試合はこのまま9回を終えても同点だったため、タイブレーク方式の延長戦に入った(無死1,2塁から開始)。
 韓国は10回表に日本の7番手又吉(中日)から途中出場の6番リュ・ジヒョク(トゥサン)のタイムリーで1点を勝ち越し、ハ・ジュソクのタイムリーで2点を追加した。だが日本の8番手堀(北海道日本ハム)からこれ以上得点できなかった。韓国は10回裏にハム・トクチュを続投させたが、1死後5番上林(福岡ソフトバンク)の本塁打で7-7の同点に追いつかれた。ここで代わった韓国の7番手イ・ミンホ(NC)が途中出場の8番田村(千葉ロッテ)にタイムリーを打たれ、7-8で逆転サヨナラ負けを喫した。
 
 
 プロでの国際大会の経験に乏しい選手が多い韓国代表は、2度リードを奪いながらリリーフが機能せずに追いつかれ逆転負けを喫した。打線ではハ・ジュソクが3打点と活躍。韓国代表は17日19時より東京ドームで台湾代表と対戦し、予告先発は韓国がイム・ギヨン(キア)、台湾が陳冠宇(千葉ロッテ)と発表された。