DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  5月5日 蚕室野球場(LGツインズ−トゥサンベアーズ)

 韓国プロ野球の公式戦(レギュラーシーズン)期間中で、例年特に大勢の観客が野球場に集まる日としては、5月5日の子供の日の祝日があげられます。特に蚕室野球場を本拠地とするLG、トゥサンの対決は毎年恒例でチケットもなかなか手に入らない黄金カードとなっています。それでも14時の試合開始から3〜4時間前にチケット売り場に並べば、普段は販売しない視野妨害席(観客席の最前列でフェンスやネットが邪魔して試合が見づらい席)が購入できました。

 2017年の5月5日、ソウル周辺はよく晴れていて絶好の野球日和で、蚕室野球場のチケット売り場には行列ができていました。

 ライト外野席の裏にあるLG、トゥサンのグッズショップも混雑していました。





 試合開始前にはトゥサンの選手たちによる子供たちとの運動会があり、試合前の国歌斉唱も子供たちの合唱でした。
 毎年子供の日の蚕室野球場は交互にトゥサン、LGの主催となっていて、2017年はトゥサンが主催で1塁側でした。
 




 始球式も、2009年生まれで5月14日に8歳を迎えた女性子役タレントのシン・リナさんが務めました。



 試合はトゥサンの先発チャン・ウォンジュン、LGの先発ソーサによる投手戦となり、緊迫した展開となりました。




 晴天のもと、両チームのファンによる熱い応援合戦が繰り広げられました。





 子供の日ということで、チアリーダーの衣装も普段とは違いおとぎ話のキャラクター風になっています。


 試合の均衡が破れたのは6回表、LGのチョン・ソンフンの先制ホームランでした。


 さらにこの回、ヤン・ソックァンのタイムリーでLGがもう1点を追加しました。


 トゥサンも6回裏にチェ・ジュファンのタイムリーで1点を返し、試合はますます白熱しました。
 ファンたちもさらに興奮の度合いを増していきます。







 結局試合は8回表にヤン・ソックァンの本塁打でもう1点を追加したLGが3-1で勝利しました。



 子供の日から始まったLG−トゥサンの3連戦、翌5月6日、そして7日もLGが勝利し同一カード3連勝となりました。

 
 あれから半月あまり、5月23日から今度はLGが1塁側のホームでトゥサンとの2度目の3連戦を迎えます。
 平日の3連戦ですが3位LG、4位トゥサンの対決はシーズン中盤に向けて互いに重要であり、両チームのファンでまた蚕室野球場がにぎわうものと思われます。
 


(文責:ふるりん