試合速報でもお伝えしている通り、2008年のプロ野球は週末の試合で満員になることが多く、大変な盛り上がりを見せています。
その中で、毎年大勢の観客でにぎわう5月5日のソウル・蚕室野球場の様子をお伝えします。この日は韓国でも日本と同じく「子どもの日(オリニナル)」で、毎年蚕室野球場を本拠地とするトゥサン、LGの「ソウルダービー」が組まれています。順位に関係なく、この特別な日の一戦は両チームのファンにとって負けられない一戦となり、家族連れでにぎわいます。球場の内外では、子どもをターゲットとしたゲーム会社のキャンペーンなどが行われていました。
大都市の同じ球場を本拠地とする両チームが、このような形で激しくぶつかり合う様は、他国のプロ野球では見られないものではないでしょうか?
(子どもの日ということで、子どもたちによる試合前の国歌斉唱が流された。)
今年のソウルダービーは、LG主催のためLGファンが1塁側を、トゥサンファンが3塁側を埋め尽くしています。そのため1塁側はLGのチームカラーの赤、3塁側はトゥサンのチームカラーの白に染まっていました。
まずは1塁側の風景です。
次に3塁側の風景です。
試合はライバル対決にふさわしい4時間を超える熱戦となり、2−2のまま延長戦に突入し、10回表トゥサンが2点を勝ち越し、4−2で勝利しました。
(文責:ふるりん)