DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  1次ラウンド第2戦、オランダに2大会連続完封負け

韓国 0−5 オランダ  (ソウル・高尺)

(勝)バンデンハーク 1勝  (敗)ウ・ギュミン 1敗
本塁打) オランダ : プロファー、オドゥベル

 2017 WBC1次ラウンド・初戦のイスラエル戦で延長戦の末に敗れた韓国代表は7日、第2戦としてオランダ代表と対戦した。

 韓国代表の先発ウ・ギュミン(サムソン)は1回裏に先頭打者の1番シモンズにヒットを打たれると、2番プロファーに先制2ランを許した。さらに3番ボガーツの3塁打が出たが、後続を断ち追加点を与えなかった。韓国代表は2回表にオランダ代表の先発バンデンハーク(福岡ソフトバンク・元サムソン)から先頭の4番イ・デホ(ロッテ・元福岡ソフトバンク)がヒットで出塁したが、5番ソン・アソプ(ロッテ)が併殺に倒れた。その直後6番ミン・ビョンホン(トゥサン)がヒットで出塁したがチャンスは拡大しなかった。オランダ代表は2回裏に9番オドゥベルがヒットで出塁し、2塁へ盗塁した際に捕手キム・テグン(NC)の悪送球でさらに3塁へ進んだ。そしてシモンズのタイムリーで1点を追加した。
 韓国代表は3回表にもキム・テグン、1番イ・ヨンギュ(ハンファ)の連続四球で1,2塁としたが、ここで2番ソ・ゴンチャン(ネクセン)が併殺に倒れ無得点に終わった。4回表にはソン・アソプが2塁打でチャンスを作るも、またもや無得点に終わった。ウ・ギュミンは4回裏にオランダの8番リカルドにヒットを許したところで2番手ウォン・ジョンヒョン(NC)に交代した。韓国代表は5回表にオランダの2番手マークウェルから7番パク・ソンミン(NC)の2塁打、イ・ヨンギュへの四球でチャンスを作るも、ソ・ゴンチャンが内野ゴロに倒れた。
 オランダは5回裏にプロファーのヒット、4番バレンティン(東京ヤクルト)への四球でチャンスを作るが、ここはウォン・ジョンヒョンが凌いだ。だが6回裏にリカルドにヒットを許し、オドゥベルの2ランで5点目を奪った。ここで韓国代表は3番手チャ・ウチャン(LG)を送った。オランダの3番手マーティスは7回表を無失点に抑えた。韓国代表は8回表にオランダ代表の4番手ストイフバーゲンから1番イ・ヨンギュがヒットで出塁するが、3番キム・テギュン(ハンファ・元千葉ロッテ)は併殺打に倒れた。チャ・ウチャンも追加点を与えなかったものの、結局オランダ代表の5番手ファンミル(元東北楽天)が9回表を三者凡退に抑え、韓国代表は0-5で敗れた。

 前回の2013年大会でも韓国代表は1次ラウンド初戦でオランダに0-5で敗れ、2大会連続完封負けと悪縁を断ちきれなかった。先発ウ・ギュミンはメジャーリーグベースボール(MLB)の選手が複数名前を連ねる上位打線を抑えきれず、打線も3度の併殺と全く機能しなかった。2009年大会以来となるWBC韓国代表の2次ラウンド進出は、8日のオランダ−台湾戦の結果次第となった。そして9日には1次ラウンド最終戦となる台湾戦が残っている。