DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  ファン・ジェギュン、サンフランシスコジャイアンツとマイナー契約

 2016年までロッテに所属していたファン・ジェギュン内野手(29)は現地時間23日、メジャーリーグベースボール(MLB)・サンフランシスコジャイアンツとマイナー契約を結んだ。

 ファン・ジェギュンは高校卒業後の2006年に現代へ入団し、2007年に初めて一軍に出場した。現代の解散後は2008年よりヒーローズ(2010年よりネクセンヒーローズ)へ移籍し、三塁手のレギュラーに定着した。2010年シーズン途中の7月にロッテへ移籍し、2012年から2015年まで公式戦全試合に出場し続けるなど活躍を続けた。2014年の仁川アジア大会で韓国代表の優勝に貢献し、兵役免除の恩典を得た。2015年のWBSC プレミア12にも韓国代表として出場し、大会ベストナイン三塁手部門にも選出される活躍を見せ、優勝に貢献した。同年にはポスティングシステムでのメジャーリーグベースボール移籍を図ったが、入札先はなく失敗した。
 2016年は127試合に出場、打率.335、27本塁打、113打点、25盗塁の成績で、シーズン終了後に初のFA(フリーエージェント)を行使し、前年に失敗したメジャーリーグベースボールへの移籍を試みた。古巣のロッテなど韓国の球団からの高額の複数年契約を提示されたと言われているが、それらを受けずにメジャーリーグベースボールへの挑戦を貫くことになった。キャンプ招待選手としての契約で、サンフランシスコジャイアンツの開幕ロースターに入れた場合は年俸150万ドルが支給され、オプションとして最大160万ドルの出来高払いもある。韓国でのプロ11年間の通算成績は1184試合に出場、打率.286、1191安打、115本塁打、594打点、173盗塁。