トゥサンは22日、ホン・ソンフン内野手(39)の現役引退を発表した。
ホン・ソンフンは大学在学中の1998年、バンコクアジア大会の韓国代表に選ばれ優勝により兵役免除の恩典を受けた。大学卒業後の1999年トゥサンへ入団し、新人の年から主力捕手として活躍し、2001年には韓国シリーズ優勝に貢献した。また2000年シドニーオリンピック、2002年釜山アジア大会、2006年WBC(ワールドベースボールクラシック)などの国際大会に出場した。後に捕手ではなく指名打者としての出場が増え、2008年のシーズンオフにFA(フリーエージェント)を行使しロッテへ移籍し、2009年には.371と自己最高打率を残すなど主力打者として活躍した。
2012年シーズンオフに2度目のFAを行使し、古巣トゥサンへ復帰した。2014年には124試合に出場と主力打者として活躍し、2015年にはプロ野球史上5人目、右打者としては史上初の個人通算2000安打を達成した。チームの世代交代が進み、韓国シリーズ2連覇と結果を残す中で2016年は17試合の出場にとどまり、打率.250、0本塁打、5打点、0盗塁の成績だった。2013年からのトゥサン復帰時に結んだ4年契約が切れることもあり、今後の去就が注目されていたが、結局現役引退の決断を下した。プロ18年間の通算成績は1957試合に出場、打率.301、2046安打、208本塁打、1120打点、85盗塁。
(文責:ふるりん)