DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  キム・ヒョンスと4年115億ウォンで契約

 LGは19日、キム・ヒョンス外野手(29)と契約期間4年、契約金65億ウォン、年俸総額50億ウォンの総額115億ウォンで再契約した。


 キム・ヒョンスは高校卒業後2006年にトゥサンへ入団し、2007年より一軍に定着した。2008年に打率.357で首位打者を獲得するなど主軸打者として活躍を続けた。韓国でのプロ通算10年間の成績は1131試合に出場、打率.318、1294安打、142本塁打、771打点、54盗塁。2008年北京オリンピック、2009 WBC(ワールドベースボールクラシック)、2010年広州アジア大会、2013 WBC、2014年仁川アジア大会などの国際大会にも韓国代表として出場した。特に2015 WBSCプレミア12では決勝での3打点など通算13打点を記録し韓国代表の優勝に貢献、大会MVP(最優秀選手)を受賞した。
 2015年シーズンオフ、初めてFA(フリーエージェント)承認選手となり、MLB(メジャーリーグベースボール)・ボルティモアオリオールズと契約した。2016年はオリオールズで95試合に出場した。2017年シーズン途中の7月にフィラデルフィアフィリーズへトレードされ、2チーム合計で96試合に出場、打率.231、1本塁打、14打点、0盗塁の成績だった。メジャーリーグ通算2年間の成績は191試合に出場、打率.273、7本塁打、36打点、1盗塁。シーズン終了後にFAとなりフィリーズを退団していた。
 なお、2015年までキム・ヒョンスが所属していたトゥサンは、FA承認選手が国内他球団へ移籍した場合と同じく、2015年のキム・ヒョンスの年俸(7億5000万ウォン)の2倍に相当する額の金銭か補償選手1名、ないしは3倍の金銭をLGに要求することができる。