SKは27日、新監督としてアメリカ合衆国出身のトレイ・ヒルマン(53)と2017年シーズンより契約期間2年、契約金40万ドル、年俸60万ドルの総額160万ドルで契約した。
トレイ・ヒルマンは現役時代内野手で、大学卒業後1985年から1987年までメジャーリーグベースボール(MLB)・クリーブランドインディアンズ傘下のマイナーリーグに所属していたが、MLBには昇格できず引退した。引退後はインディアンズのスカウトや、ニューヨークヤンキース傘下のマイナーリーグ関連の業務につき、1999年から2001年までヤンキース傘下のAAAコロンバス・クリッパーズの監督をつとめた。その後2003年から2007年まで日本プロ野球・北海道日本ハムの監督をつとめ、2006年には日本シリーズ優勝に導いた。2008年よりMLBの指導者に復帰し、カンザスシティロイヤルズの監督となったが、2010年シーズン途中の5月に成績不振で解任された。ロサンゼルスドジャースのベンチコーチ、ニューヨークヤンキースのスペシャルアシスタントを経て、2015年よりヒューストンアストロズのベンチコーチを務めていた。
2016年シーズンは6位でポストシーズン進出を逃したSKは、2年の契約期間を終えたキム・ヨンヒィ監督を交代させることにし、新監督としてはヒルマン以外の外国人監督も候補に挙がっていた。チーム史上初の外国人監督を迎えたSKは、2017年シーズンは2年ぶりのポストシーズン進出、そして7年ぶりの韓国シリーズ優勝と再浮上を図る。
(※10月27日の為替レート:10万ドルが1045万3000円。)
(文責:ふるりん)