DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   初の外国人監督トレイ・ヒルマン(元北海道日本ハム)就任

 SKは27日、新監督としてアメリカ合衆国出身のトレイ・ヒルマン(53)と2017年シーズンより契約期間2年、契約金40万ドル、年俸60万ドルの総額160万ドルで契約した。
 トレイ・ヒルマンは現役時代内野手で、大学卒業後1985年から1987年までメジャーリーグベースボール(MLB)・クリーブランドインディアンズ傘下のマイナーリーグに所属していたが、MLBには昇格できず引退した。引退後はインディアンズのスカウトや、ニューヨークヤンキース傘下のマイナーリーグ関連の業務につき、1999年から2001年までヤンキース傘下のAAAコロンバス・クリッパーズの監督をつとめた。その後2003年から2007年まで日本プロ野球北海道日本ハムの監督をつとめ、2006年には日本シリーズ優勝に導いた。2008年よりMLBの指導者に復帰し、カンザスシティロイヤルズの監督となったが、2010年シーズン途中の5月に成績不振で解任された。ロサンゼルスドジャースベンチコーチ、ニューヨークヤンキーススペシャルアシスタントを経て、2015年よりヒューストンアストロズベンチコーチを務めていた。
 2016年シーズンは6位でポストシーズン進出を逃したSKは、2年の契約期間を終えたキム・ヨンヒィ監督を交代させることにし、新監督としてはヒルマン以外の外国人監督も候補に挙がっていた。チーム史上初の外国人監督を迎えたSKは、2017年シーズンは2年ぶりのポストシーズン進出、そして7年ぶりの韓国シリーズ優勝と再浮上を図る。

(※10月27日の為替レート:10万ドルが1045万3000円。)

(文責:ふるりん