DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  首位トゥサン8連勝 


トゥサン 8−3 SK  (仁川)
(勝)ユ・ヒィグァン 13勝8敗  (セーブ)キム・ソンベ 1敗1S  (敗)イム・ジュンヒョク 2勝4敗
本塁打) トゥサン : オ・ジェイル 16号   SK : チェ・ジョン 29,30号
 SKは1回裏、トゥサンの先発ユ・ヒィグァンから3番チェ・ジョンの2試合連続本塁打で1点を先制した。トゥサンは4回表、SKの先発イム・ジュンヒョクから5番オ・ジェイルの2点タイムリーで逆転した。SKは6回表から2番手シン・ジェウン、3番手チョン・ユス、4番手パク・チョンベの継投で追加点を与えなかった。トゥサンは8回表、SKの5番手チェ・ビョンニョンから7番クク・ヘソンへの押し出しの四球、8番ヤン・ウィジの犠牲フライ、9番キム・ジェホのタイムリーで4点を追加した。
 SKは8回裏、チェ・ジョンのこの試合2本目の本塁打(プロ12年目にして自身初のシーズン30本塁打)で2点を返した。トゥサンは9回表、SKの6番手チョン・ヨンイルからオ・ジェイルの2ランでリードを広げた。2番手キム・ソンベは9回裏を無失点に抑え、首位トゥサンは8連勝とその疾走を止めることはない。8回途中まで3失点に抑えたユ・ヒィグァンは13勝目。キム・ソンベはトゥサン復帰後初セーブ。トゥサン打線ではオ・ジェイルが3安打1本塁打4打点、キム・ジェホが3安打2打点と活躍。4位SKは先発イム・ジュンヒョクが5回2失点と自身の役割を果たしたが、打線の援護に恵まれなかった。SK打線ではチェ・ジョンが2本塁打3打点と活躍。


NC 7−0 ネクセン  (ソウル・高尺)
(勝)ハッカー 9勝2敗  (敗)チェ・ウォンテ 2勝2敗
 NCは3回表、ネクセンの先発チェ・ウォンテから2番キム・ソンウクのタイムリーで1点を先制し、4回表8番チ・ソックンのタイムリーで1点、6回表9番キム・テグンのタイムリーで1点を追加し、チェ・ウォンテをノックアウトした。NCの先発ハッカーは好投を続け、7回表、ネクセンの2番手クム・ミンチョルから5番パク・ソンミンのタイムリーで1点を追加した。さらに8回表、ネクセンの3番手チョン・フェチャンからチャンスを作り、代わった4番手キム・ジョンフンから3番ナ・ソンボム、パク・ソンミンのタイムリーで3点を追加した。
 2番手イ・ミンホは9回裏を無失点に抑え、2位NCが完封リレーで勝利した。8回を無失点に抑えたハッカーは9勝目。NC打線ではキム・ソンウクが4安打1打点と活躍。3位ネクセンでは先発チェ・ウォンテが6回途中3失点と自身の役割を果たしたが、リリーフが機能せず打線も沈黙し連勝は3で止まった。


キア 10−9 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)ハン・スンヒョク 1勝1敗    (敗)ユン・ギルヒョン 6勝4敗
本塁打) キア : ナ・ジワン 22号、ソ・ドンウク 13号、キム・ホリョン 7号、イ・ボムホ 22号  ロッテ : キム・サンホ 6号
 ロッテは4回裏、キアの先発ヘクターから7番キム・ドンハン、1番ソン・アソプのタイムリーで2点を先制した。キアは5回表、ロッテの先発ラリーから2番ユン・ジョンウへの押し出しの四球、3番キム・ジュチャンのタイムリー、相手のエラーで4-2と逆転した。ロッテは5回裏6番キム・サンホの2点タイムリーで4-4の同点に追いついた。ロッテの2番手イ・ジョンミンは7回表を無失点に抑え、7回裏、キアの2番手パク・チュンピョから5番カン・ミンホの犠牲フライで1点を勝ち越し、代わった3番手ハン・スンヒョクから相手の暴投で1点を追加した。キアは8回表、ロッテの3番手ユン・ギルヒョンから4番ナ・ジワン、7番ソ・ドンウクの本塁打で7-6と逆転し、代わった4番手キム・ユヨンからチャンスを作ると、さらに代わった5番手ホン・ソンミンから1番キム・ホリョンの2試合連続本塁打で2点を追加した。
 キアは9回表、ロッテの6番手イ・ソンミンから5番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)の本塁打で1点を追加した。ロッテは9回裏、キアの4番手キム・グァンス、5番手イム・チャンヨン(元東京ヤクルト)からキム・サンホの2ラン、途中出場の9番キム・デリュクのタイムリーで3点を返したが、5位キアが1点差で逃げ切り乱打戦を制した。キア打線ではイ・ボムホが3安打1本塁打2打点、キム・ジュチャンが3安打2打点と活躍。敗れた8位ロッテではキム・サンホが3安打1本塁打4打点、4番ファン・ジェギュンが3安打と活躍。 


ハンファ 2−3 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)ハフ 3勝2敗  (セーブ)イム・ジョンウ 2勝7敗20S   (敗)イ・テヤン 3勝6敗
 ハンファは4回表、LGの先発ハフから5番ロサリオの内野ゴロの間に1点を先制した。LGは5回裏、ハンファの先発イ・テヤンから2番イ・チョヌンのタイムリーで1-1の同点に追いついた。6回裏にはイ・テヤンからチャンスを作り、代わったハンファの2番手パク・チョンジンから相手のエラーで2-1と逆転すると、さらに代わった3番手クォン・ヒョクからダブルスチールの間に1点を追加した。
 ハンファは8回表、LGの2番手キム・ジヨンからチャンスを作り、代わった3番手イム・ジョンウから4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)の犠牲フライで1点を返した。ハンファの4番手シム・スチャンは追加点を与えなかった。イム・ジョンウが1点差を守りきり、6位LGが接戦を制した。7回まで1失点に抑えたハフが3勝目。イム・ジョンウはプロ6年目にして初のシーズン20セーブ。7位ハンファは先発イ・テヤンが6回途中まで自責点2と自身の役割を果たしたが、打線がつながらず援護に恵まれなかった。


サムソン 13−6 KT  (水原)
(勝)クォン・オジュン 1勝1敗  (敗)チョン・デヒョン 2勝7敗
本塁打) サムソン : パク・ハニ 7号、イ・スンヨプ 22号  KT : シム・ウジュン 2号、ユ・ハンジュン 10号、ユ・ミンサン 2号
 サムソンは1回表、KTの先発チョン・デヒョンから4番チェ・ヒョンウのタイムリー、5番イ・スンヨプ(元オリックス)の犠牲フライ、6番パク・ハニの2ランで4点を先制し、2回表2番チョ・ドンチャン、チェ・ヒョンウのタイムリー、イ・スンヨプの2試合連続本塁打となる3ランで5点を追加してチョン・デヒョンをノックアウトした。KTは3回裏、サムソンの先発チョン・イヌクから9番シム・ウジュン、4番ユ・ハンジュン(2014年以降3年連続2ケタ本塁打)、6番ユ・ミンサンの本塁打で6点を返した。2番手クォン・オジュン、3番手ペク・チョンヒョンの継投策で、サムソンは4回裏以降反撃を断ってきた。KTの2番手チョン・ソンゴンも6回表まで無失点に抑えた。
 サムソンは7回表、KTの3番手ペ・ウヨルからパク・ハニのタイムリーで2点を追加し、4番手キム・デウも無失点に抑えた。KTの4番手ホン・ソンヨンは8回表を無失点に抑えたが、サムソンは9回表、KTの5番手オム・サンベクからイ・スンヨプ、途中出場の6番イ・ヨンウクのタイムリーで2点を追加した。5番手パク・クンホンが無失点に抑え、9位サムソンが勝利した。クォン・オジュンは2012年5月以来の勝利投手。サムソン打線ではイ・スンヨプが3安打1本塁打5打点、チェ・ヒョンウが3安打2打点、パク・ハニが1本塁打4打点と活躍。最下位KTは先発チョン・デヒョンが2回途中9失点と打たれ、他チームとの差は開いていく一方である。