2015年秋に完成した韓国初のドーム型野球場、高尺スカイドームはソウル特別区南西部の九老区(クログ)、安養川(アニャンチョン)のほとりにあり、2016年シーズンよりプロ野球・ネクセンヒーローズの本拠地として利用されています。
4月1日の公式戦(レギュラーシーズン)開幕に合わせ、最寄りのKORAIL九一(クイル)駅にはこのドームへの最寄りとなる出入口が新設され、改札口を出て3分程度で3塁側外野席出入口に到着します(内野席出入口の正面口へは5分少々かかります)。
金曜日の夜19時からの開幕戦を前に、場内では18時半ごろからネクセンヒーローズ初の公式戦、そして2016年シーズンの始まりを祝うセレモニーやバンドの公演がありました。
17000人程度の観客席のドームは満員の観客とはいきませんでしたが、待ちに待っていたプロ野球シーズンの開幕を迎え、そしてまだ真新しい野球場を楽しもうとする観客の熱気であふれていました。
内野席の外側の通路には、飲食などの売店やネクセンヒーローズのグッズショップもあり、2015年までネクセンが本拠地としていた木洞野球場より施設は充実しています。
スコアボードはバックスクリーン上段にあり、ネクセンの選手が打席に立つと大きな映像で紹介されます。また外野レフトスタンド上部にあるビジョンには、ネクセンの選手の応援歌の歌詞が出て、応援に参加しやすくなっています。
3塁側のビジターチーム応援席は、熱狂的な応援で知られるロッテファンで埋まっていました。首都圏の試合ということで、応援団長やチアリーダーも派遣されていました。
試合はロッテが2-1で勝利し、ネクセンは新本拠地での初の公式戦を祝うことはできませんでした。まだまだ慣れないドームでのプロ野球の試合を選手、ファンたちがどのように盛り上げていくのか、今後も注目していきます。
(文責:ふるりん)