DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   首位サムソン4連敗、2位NC3連勝

 30日、2015年シーズンのプロ野球総観客動員数は約716万3000人に達し、シーズン観客動員数新記録となった。

サムソン 6−18 ハンファ  (大田)
(勝)ロジャース 6勝2敗  (敗)クロイド 11勝11敗
本塁打) ハンファ : シン・ソンヒョン 4号、フォックス 7号
 ハンファは2回裏、サムソンの先発クロイドから9番シン・ソンヒョン(元広島)、1番チョン・グヌ、2番イ・ヨンギュのタイムリーで5点を先制し、3回裏シン・ソンヒョンの満塁本塁打で9-0とし、クロイドをノックアウトした。4回裏、サムソンの3番手シン・ヨンウンから6番フォックス、8番ハ・ジュソクのタイムリーで3点、5回裏4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)のタイムリーで1点を追加した。サムソンは7回表、ハンファの先発ロジャースから途中出場の8番イ・フンニョンのタイムリーなどで3点を返した。
 ハンファは7回裏、サムソンの5番手ペク・チョンヒョンから相手の暴投、フォックスの2試合連続本塁打などで5点を追加した。サムソンは8回表、ハンファの2番手パク・ハンギルから7番ペ・ヨンソプの2013年以来の打点となるタイムリーで1点、9回表、ハンファの3番手チョン・デフンから途中出場の大卒新人の4番チェ・ミングのプロ初打点となる犠牲フライ、代打ウ・ドンギュンのタイムリーで2点を返したが、反撃もここまでで、6位ハンファが大勝し本拠地・大田での公式戦最終戦を締めくくった。7回を3失点に抑えたロジャースが6勝目。打線ではシン・ソンヒョンが1本塁打5打点、フォックスが3安打1本塁打4打点、チョン・グヌ、イ・ヨンギュが3安打2打点、キム・テギュンが3安打1打点と活躍。先発クロイドが3回途中9失点など大敗した首位サムソンは4連敗で、3連勝となった2位NCとの優勝争いが公式戦の大詰めになってまたわからなくなってきた。


NC 17−5 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)ソン・ミンハン 11勝6敗  (敗)スウォーザック 5勝6敗
本塁打) NC : チョ・ヨンフン 8号、テームズ 46号  トゥサン : パク・コヌ 5号
 NCは1回表、トゥサンの先発スウォーザックから4番テームズのタイムリーで1点を先制し、2回表、トゥサンの2番手イ・ヒョンホから9番キム・テグンのタイムリーで2点、3回表5番ナ・ソンボムのタイムリー、6番チョ・ヨンフンの2試合連続本塁打となる3ランで4点を追加した。さらに5回表、トゥサンの3番手の高卒新人ナム・ギョンホからテームズ本塁打で1点を追加し、先発ソン・ミンハンも好投を続けた。トゥサンは6回裏、NCの2番手チェ・グムガン、3番手イ・ミンホから2番パク・コヌの本塁打、相手の暴投で3点を返した。NCは7回表、トゥサンの4番手チン・ヤゴプからナ・ソンボムのタイムリーで1点を追加した。
 NCは8回表、チン・ヤゴプ、トゥサンの5番手イ・ウォンジェ、6番手イ・ヨンホからキム・テグンのタイムリー、2番パク・ミヌへの押し出しの四球、テームズの犠牲フライ、代打パク・チョンジュン、チョ・ヨンフン、途中出場の9番チェ・ジェウォンのタイムリーなどで8点を追加した。トゥサンは9回裏、NCの5番手チャン・ヒョンシクからパク・コヌのタイムリーで2点を返したが、反撃もここまでで2位NCが打線の爆発で3連勝となった。40歳ながら6回途中まで好投したソン・ミンハンが11勝目。打線ではチョ・ヨンフンが1本塁打4打点、テームズが1本塁打3打点、キム・テグンが3打点と活躍。先発スウォーザックが頭部への死球で危険球退場となったトゥサンは大敗し、試合のなかったネクセンと同率3位に並んだ。打線ではパク・コヌが1本塁打4打点と活躍。


LG 1−8 SK  (仁川)
(勝)セッドン 7勝5敗  (敗)リュ・ジェグク 4勝9敗
本塁打) SK : パク・チョングォン 21号、チョン・サンホ 12号
 LGは4回表、SKの先発セッドン(セドン・元読売)から7番オ・ジファンのタイムリーで1点を先制した。SKは4回裏、LGの先発リュ・ジェグクから5番パク・チョングォンの3試合連続本塁打、8番チョン・サンホのタイムリーで2-1と逆転し、6回裏相手の暴投、9番ナ・ジュファンのタイムリーで2点を追加してリュ・ジェグクをノックアウトした。SKは7回表からチョン・ユス、シン・ジェウンと継投策をとり、7回裏、LGの4番手チェ・ドンファンからチョン・サンホの3ランなどで4点を追加した。
 LGの5番手イ・スンヒョンは追加点を与えなかった。ユン・ギルヒョン、パク・チョンベの継投で相手の反撃を断ち、5位SKが快勝し3連勝となった。6回を1失点に抑えたセッドンが7勝目。打線ではチョン・サンホが1本塁打4打点と活躍。9位LGは先発リュ・ジェグクが6回途中4失点と打たれ打線も沈黙し、連勝は4で止まった。


キア 13−1 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)シム・ドンソプ 3勝1敗  (敗)リンドブロム 13勝11敗
本塁打) キア : キム・ジュチャン 18号、イ・ボムホ 27号
 キアは1回表、ロッテの先発リンドブロムから3番キム・ジュチャンの犠牲フライで1点を先制し、3回表相手のエラー、キム・ジュチャン、5番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)の本塁打で4点を追加した。キアの先発パク・チュンピョは無失点ながら3回途中で2番手シム・ドンソプに交代した。キアは5回表6番の大卒新人キム・ホリョンのタイムリーなどで2点、6回表、ロッテの3番手キム・ウォンジュンから4番ピルへの押し出しの死球イ・ボムホの犠牲フライ、キム・ホリョンのタイムリーなどで4点を追加した。
 ロッテは6回裏、キアの3番手ホン・ゴンヒィから5番チェ・ジュンソクのタイムリーで1点を追加した。キアは8回表、ロッテの4番手ク・スンミンから途中出場の4番イ・ホングのタイムリーで1点、9回表9番コ・ヨンウのタイムリーで1点を追加した。最後は4番手の高卒新人パク・チョンスが抑え、7位キアが大勝した。打線では2000年のプロ入り以降自己新記録のシーズン27本塁打を記録したイ・ボムホが1本塁打3打点と活躍。8位ロッテは先発リンドブロムが5回7失点と振るわず打線も沈黙し大敗した。そして公式戦5位以上の可能性が完全に消滅し、2013年以降3年連続ポストシーズン進出失敗となった。