DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   2位NC7連勝  SK3連勝で5位浮上

サムソン 17−13 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)ユン・ソンファン 17勝7敗  (敗)ラリー 10勝9敗
本塁打) サムソン : パク・ソンミン 23,24,25号、チェ・テイン 7号  ロッテ : チェ・ジュンソク 30号、カン・ミンホ 32号、キム・ジュヒョン 2号
 サムソンは1回表、ロッテの先発ラリーから2番パク・ヘミンのタイムリー、相手のエラー、5番パク・ソンミンの2ランで4点を先制した。ロッテは1回裏、サムソンの先発ユン・ソンファンから3番チョン・フン、4番アドゥチ、7番ファン・ジェギュンのタイムリーで3点を返し、2回裏5番チェ・ジュンソクのプロ14年目にして初となるシーズン30号本塁打で6-4と逆転した。サムソンは3回表パク・ソンミンの2打席連続本塁打となる3ランで7-6と逆転した。さらに4回表、ロッテの2番手シム・スチャンから3番ナバーロの内野ゴロの間に1点を追加し、5回表6番チェ・テインにも2ランが出た。そしてこの回代わったロッテの3番手イ・ミョンウ、4番手キム・ソンベからパク・ヘミンのタイムリー、4番チェ・ヒョンウへの押し出しの四球、パク・ソンミンのこの試合3本目の本塁打となる満塁弾で17-6と大量リードを奪った。
 ロッテは5回裏6番カン・ミンホの本塁打で1点を返し、キム・ウォンジュン、ク・スンミン、カン・ヨンシクの継投で追加点を与えなかった。サムソンも6回裏から2番手パク・クンホンが登板した。ロッテは8回裏、サムソンの3番手シン・ヨンウン、4番手チョ・ヒョングン、5番手シム・チャンミンから代打の大卒新人キム・ジェユのプロ初打点となるタイムリー、1番ソン・アソプのタイムリー、代打キム・ジュヒョンの3ラン、ファン・ジェギュンのタイムリーで6点を返した。この後アン・ジマン、イム・チャンヨン(元東京ヤクルト)の継投で相手の反撃を断ち首位サムソンが乱打戦を制した。
 5回を7失点と内容は悪かったが、打線の援護もありユン・ソンファンが17勝目。パク・ソンミンは3本塁打9打点と、1試合個人最多打点のプロ野球記録を更新した。その他打線ではパク・ヘミンが3安打2打点、9番キム・サンスが3安打と活躍。ロッテは先発ラリーが4回途中8失点で降板し、キアに勝ったSKに抜かれ6位に後退。打線ではファン・ジェギュンが4安打2打点、チョン・フンが3安打1打点と活躍。


(プロ野球新記録の1試合9打点を記録したパク・ソンミン。)


ネクセン 3−9 NC  (馬山)
(勝)ハッカー 18勝5敗  (敗)フィアベンド 12勝10敗
本塁打) ネクセン : パク・ピョンホ 49号  NC : ナ・ソンボム 27,28号、モ・チャンミン 6号
 ネクセンは1回表、NCの先発エリック・ハッカーから5番ユ・ハンジュンの犠牲フライで1点を先制した。NCは2回裏、ネクセンの先発フィアベンドから5番ナ・ソンボムの本塁打で1-1の同点に追いつき、3回裏ナ・ソンボムのタイムリーで2-1と逆転した。さらに4回裏9番キム・テグン、3番キム・ソンウクのタイムリーで3点を追加した。ネクセンは6回表7番パク・ホンドのタイムリーで1点を返したが、NCは6回裏、ネクセンの2番手キム・デウから1番モ・チャンミン本塁打、ナ・ソンボムのこの試合2本目となる本塁打で4点を追加した。
 ネクセンは7回以降ペ・ヒムチャン、オ・ジェヨンの継投で追加点を与えなかった。NCは7回表から2番手キム・ジンソンを登板させた。ネクセンは8回表、NCの3番手チェ・グムガンから4番パク・ピョンホの本塁打で1点を返した。2位NCは4番手イ・ミンホが相手の反撃を断ち、7連勝と勢いは止まらず勝率6割に達した。6回を2失点に抑えたハッカー最多勝争い単独トップの18勝目。打線ではナ・ソンボムが3安打2本塁打5打点、キム・テグンが3安打2打点と活躍。3位ネクセンは先発フィアベンドが5回5失点と振るわなかった。


トゥサン 16−4 ハンファ  (大田)
(勝)ニッパート 5勝5敗  (敗)キム・ミヌ 1勝3敗
本塁打) トゥサン : キム・ジェホ 3号、オ・ジェイル 11号、キム・ヒョンス 24号
 トゥサンは3回表、ハンファの先発の高卒新人キム・ミヌから9番キム・ジェホの2ラン、ミン・ビョンホンのタイムリーで3点を先制し、キム・ミヌをノックアウトした。この回代わったハンファの2番手の高卒新人キム・ボムス、3番手ソン・ウンボムから4番キム・ヒョンスの犠牲フライ、7番オ・ジェウォンのタイムリーで2点を追加した。ハンファは3回裏、トゥサンの先発ニッパートから4番イ・ソンヨル、6番フォックス、7番チョ・インソンのタイムリーで3点を返した。トゥサンは4回表1番チョン・スビンのタイムリーで1点、6回表、ハンファの4番手ソン・チャンシク、5番手チョン・デフンから8番オ・ジェイルの本塁打、ミン・ビョンホンのタイムリー、キム・ヒョンスの3ランで6点を追加した。
 トゥサンは6回裏から2番手ハム・トクチュを登板させ、8回表、ハンファの7番手パク・ハンギルからオ・ジェイル、チョン・スビン、ホ・ギョンミンのタイムリーで4点を追加した。ハンファは8回裏、トゥサンの3番手オ・ヒョンテクから代打イ・チャンヨルのタイムリーで1点を返した。最後は4番手ノ・ギョンウンが抑え、4位トゥサンが大勝した。5回を3失点に抑えたニッパートが5勝目。打線ではキム・ヒョンスが1本塁打4打点、オ・ジェイルが1本塁打3打点、キム・ジェホが3安打1本塁打2打点、ミン・ビョンホンが3打点、チョン・スビンが3安打2打点と活躍。8位ハンファは先発キム・ミヌが3回途中で降板すると、投手陣が崩壊してしまった。


キア 2−9 SK  (仁川)
(勝)セッドン 5勝5敗  (敗)パク・チュンピョ 2勝2敗
本塁打) SK : パク・チョングォン 19号
 SKは2回裏、キアの先発パク・チュンピョから5番パク・チョングォンの2ランで先制し、3回裏、キアの2番手シム・ドンソプから3番イ・ジェウォンのタイムリーで1点を追加した。キアの3番手チェ・ヨンピルは追加点を与えず、6回表、SKの先発セッドン(セドン・元読売)から5番ナ・ジワンのタイムリーで2点を返した。SKは6回裏、キアの4番手キム・グァンスから代打ブラウン、1番イ・ミョンギのタイムリーで4点を追加し、7回表から2番手パク・チョンベを登板させた。
 SKは7回裏、キアの5番手エバン・ミークからパク・チョングォンのタイムリー、途中出場の8番キム・ヨンフンへの押し出しの四球で2点を追加した。その後チョン・ユス、チェ・ビョンニョンの継投で相手の反撃を断ち、SKが3連勝でロッテを抜いて5位に浮上した。6回を2失点に抑えたセッドンが5勝目。打線ではパク・チョングォンが3安打1本塁打3打点と活躍。7位キアは先発パク・チュンピョが2回2失点で降板し、打線もつながらず3連敗となった。


KT 3−7 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)ルーカス 9勝10敗  (セーブ)イム・ジョンウ 8勝9敗2S  (敗)ジャマーノ 3勝6敗
本塁打) LG : ソ・サンウ 4号
 LGは1回裏、KTの先発ジャマーノ(元福岡ソフトバンク)から3番パク・ヨンテクのタイムリー、5番ヒメネスの犠牲フライ、7番ユ・ガンナムのタイムリーなどで4点を先制した。KTは2回表、LGの先発ルーカス・ハレルから7番ハ・ジュンホのタイムリーで1点を返した。LGは2回裏2番イ・ジニョンのタイムリーで2点を追加し、ジャマーノをノックアウトした。KTは3回以降シム・ジェミン、コ・ヨンピョの継投で追加点を与えず、7回表ハ・ジュンホ、代打キム・サンヒョンのタイムリーで2点を返した。
 9位LGは8回裏、KTの4番手の大卒新人ホン・ソンムから4番ソ・サンウの本塁打で1点を追加し、ユン・ジウン、イム・ジョンウの継投で追加点を与えず勝利した。7回途中まで3失点に抑えたルーカスが9勝目。新球団KTは先発ジャマーノが2回途中6失点と振るわなかった。打線ではハ・ジュンホが3安打2打点と活躍。