ハンファは25日、キム・ソングン新監督(71)の就任を発表した。契約期間は3年で契約金5億ウォン、年俸5億ウォンの総額20億ウォン。
在日韓国人のキム・ソングン監督は1982年OBベアーズ(トゥサンの前身)のコーチとなり、1984年からOBの監督に就任すると、太平洋(現在は消滅)、サムソン、サンバンウル(1999年消滅)、LGの監督を歴任した。2006年シーズンオフSKの監督に就任すると、翌2007年、2008年、2010年と3度の韓国シリーズ優勝を達成しその名声を不動のものにした。2011年シーズン途中フロントと対立しSK監督を解任されると、2011年10月、韓国初の独立球団・高陽ワンダースの監督となった。
高陽ワンダースが2014年シーズン限りで活動を終え、キム・ソングン監督は新たな舞台として、2009年以降の6年間で5度の最下位、2012年から3年連続最下位と史上まれにみる深刻な低迷期から抜け出せないハンファを選んだ。監督としての歴代勝利数は史上2位となる1234勝(1036敗57分け)。
なお、2012年10月就任したキム・ウンニョン監督(73)は、2年間の契約期間が切れたことで2014年シーズン限りで退任となった。かつてヘテ(キアの前身)を9度の韓国シリーズ優勝に導き、歴代勝利数1位を誇り9年ぶりに現場へ復帰した名将ではあったが、他球団より投打ともに劣る戦力ではいかんともしがたく、2013-14年ともに2年連続最下位に低迷した。24年間の監督通算成績は1567勝1290敗68分け。
(文責 : ふるりん)