DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  日韓レジェンドスーパーゲーム、日本が接戦を制す

 30日、日韓レジェンドスーパーゲーム2013が文鶴野球場で開催され、日本と韓国のプロ野球を彩ったOB選手たちが集合し親善試合を行った。日本チームは佐々木主浩(元横浜)、韓国チームはソン・ドンヨル(元中日、現キア監督)が監督として指揮を取った。プロ野球OB選手による日韓の親善試合としては2012年7月の蚕室野球場に続いて2度目となった。
 試合前には出場選手たちによるサイン会も開かれ、開催地の仁川広域市長がつとめた始球式では、打席には韓国人メジャーリーガーのイム・チャンヨン(元東京ヤクルト)が立つ余興を見せた。


(始球式で打席に立ったイム・チャンヨン。)


 日本は1回表、韓国の先発ソン・ジヌ(元ハンファ)から飯田哲也(元ヤクルト)、山崎武司(元中日)の本塁打で2点を先制した。韓国も1回裏、2008年ヒーローズに所属していた日本の先発高津臣吾からパク・チェホン(元SK)の犠牲フライで1点を返した。日本は3回表、韓国の2番手チョン・ミンチョル(元ハンファ・読売)から山崎武司駒田徳広(元横浜)、垣内哲也(元千葉ロッテ)のタイムリーで4点を追加した。韓国は4回表から3番手キム・ウォンヒョン(元SK)が登板した。
 韓国は4回裏、日本の3番手津野浩(元千葉ロッテ)から相手のエラーで1点を返し、6回表からは4番手イ・デジン(元LG)が登板した。韓国は6回裏、日本の4番手佐久本昌広(元横浜)からマ・ヘヨン(元ロッテ)のタイムリー、シン・ギョンヒョン(元ハンファ)の犠牲フライで4-6と追い上げ、日本は投手を5番手若田部健一(元横浜)に交代させた。イ・デジンは8回まで無失点に抑え、韓国は8回裏、日本の6番手マック鈴木(元オリックス)からカン・ギウン(元サムソン)の犠牲フライで1点差に追い上げた。韓国の5番手イ・ガンチョル(元キア)も9回表を無失点に抑え、韓国は9回裏マック鈴木から一打同点のチャンスを作ったが追いつけず、日本が6-5で接戦を制し勝利した。





 試合の殊勲選手としては、韓国からは4番手として3イニングを無失点に抑えた39歳のイ・デジン(通算100勝、2014年よりキア投手コーチ)、日本からは山崎武司が選ばれた。

(文責 : ふるりん