30日、日韓レジェンドスーパーゲーム2013が文鶴野球場で開催され、日本と韓国のプロ野球を彩ったOB選手たちが集合し親善試合を行った。日本チームは佐々木主浩(元横浜)、韓国チームはソン・ドンヨル(元中日、現キア監督)が監督として指揮を取った。プロ野球OB選手による日韓の親善試合としては2012年7月の蚕室野球場に続いて2度目となった。
試合前には出場選手たちによるサイン会も開かれ、開催地の仁川広域市長がつとめた始球式では、打席には韓国人メジャーリーガーのイム・チャンヨン(元東京ヤクルト)が立つ余興を見せた。
(始球式で打席に立ったイム・チャンヨン。)
日本は1回表、韓国の先発ソン・ジヌ(元ハンファ)から飯田哲也(元ヤクルト)、山崎武司(元中日)の本塁打で2点を先制した。韓国も1回裏、2008年ヒーローズに所属していた日本の先発高津臣吾からパク・チェホン(元SK)の犠牲フライで1点を返した。日本は3回表、韓国の2番手チョン・ミンチョル(元ハンファ・読売)から山崎武司、駒田徳広(元横浜)、垣内哲也(元千葉ロッテ)のタイムリーで4点を追加した。韓国は4回表から3番手キム・ウォンヒョン(元SK)が登板した。
韓国は4回裏、日本の3番手津野浩(元千葉ロッテ)から相手のエラーで1点を返し、6回表からは4番手イ・デジン(元LG)が登板した。韓国は6回裏、日本の4番手佐久本昌広(元横浜)からマ・ヘヨン(元ロッテ)のタイムリー、シン・ギョンヒョン(元ハンファ)の犠牲フライで4-6と追い上げ、日本は投手を5番手若田部健一(元横浜)に交代させた。イ・デジンは8回まで無失点に抑え、韓国は8回裏、日本の6番手マック鈴木(元オリックス)からカン・ギウン(元サムソン)の犠牲フライで1点差に追い上げた。韓国の5番手イ・ガンチョル(元キア)も9回表を無失点に抑え、韓国は9回裏マック鈴木から一打同点のチャンスを作ったが追いつけず、日本が6-5で接戦を制し勝利した。
試合の殊勲選手としては、韓国からは4番手として3イニングを無失点に抑えた39歳のイ・デジン(通算100勝、2014年よりキア投手コーチ)、日本からは山崎武司が選ばれた。
(文責 : ふるりん)