読売 ５−０ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）澤村 １勝 （敗）コ・ウォンジュン １敗
勝ったほうがグループＢ1位で決勝に進出となり、日韓ジャイアンツ対決として注目を集めたこの試合は、日本シリーズ優勝チームの読売が1回表、ロッテの先発コ・ウォンジュンから5番村田のタイムリーで1点を先制した。ロッテは1回裏、読売の先発澤村から2番チョ・ソンファンのヒット、4番ホン・ソンフンの四球でチャンスを作ったが、無得点に終わった。ロッテは2回裏にも7番パク・チョンユンの2塁打、8番ムン・ギュヒョンなどの四球で2，3塁のチャンスを作ったが、このチャンスも生かせなかった。読売は3回表6番矢野の併殺打の間に1点、4回表2番松本哲也の併殺打の間に1点を追加した。
ロッテは毎回のように走者を出しながら澤村から得点を奪えない。5回から2番手イ・スンホが登板したが、読売は6回表、ロッテの3番手イ・ジェゴンから相手のエラーもあって1点を追加した。読売は8回から2番手高木京介が登板し無失点に抑え、9回表、ロッテの5番手キム・サユルから3番坂本のタイムリーで1点を追加した。最後は3番手西村が抑え、読売が完封勝ちで11日の決勝進出を決め、グループＡ1位で決勝進出を決めた台湾シリーズ優勝チーム・Lamigoと初優勝をかけて対戦する。
開催地枠で出場したロッテジャイアンツは、先発の柱だった外国人投手左腕ユーマンの不在など、各国の強豪が集うアジアシリーズで優勝を狙うには明らかに戦力が足りなかった。
チャイナスターズ ０−９ サムソン （釜山・社稷）
（勝）チョン・イヌク １勝 （敗）ト濤 １敗
9日のLamigo戦に敗れ決勝進出がなくなったサムソンは、同じく決勝進出がなくなったチャイナスターズ(中国プロ野球選抜)と対戦した。サムソンは1回裏、チャイナスターズの先発ト濤から2番チョン・ヒョンシクのタイムリー、3番イ・スンヨプ(元オリックス)の犠牲フライ、5番パク・ソンミン、6番イ・ジヨンのタイムリーで6点を先制した。さらに3回裏、チャイナスターズの2番手陳坤からイ・スンヨプのタイムリーなどで2点、4回裏チャイナスターズの3番手冉松から9番キム・サンスのタイムリーで1点を追加した。
サムソンの先発チャ・ウチャンは4回を無失点に抑え、5回からチョン・イヌク、7回からキム・ヒィゴル、9回からキム・ヒョナムが登板し、完封リレーで勝利した。韓国開催のアジアシリーズ2012は、韓国シリーズ優勝チームのサムソン、開催地枠で出場のロッテともに決勝進出を逃す残念な結果に終わった。
