DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   最下位ハンファ、首位SKに逆転勝ちで7連敗脱出  4位ロッテ、逆転勝ちで4連勝  

SK 4−5 ハンファ  (大田) 
(勝)ヤン・フン 4勝5敗7S  (セーブ)パク・チョンジン 4勝5敗7S  (敗)イ・スンホ(背番号20) 6勝3敗20S
本塁打) SK : チェ・ジョン 17号、イ・ホジュン 5号、パク・チョングォン 16号  ハンファ : チェ・ジンヘン 27号
 ハンファは1回裏、SKの先発門倉(元読売)から4番チェ・ジンヘンのタイムリーで1点を先制し、SKは2回表、ハンファの先発チェ・ヨンピルから5番チェ・ジョン、6番イ・ホジュンの2者連続本塁打、2番イム・フンのタイムリーで3−1と逆転した。ハンファは3回から2番手ユン・ギュジンを登板させ、追加点を許さなかった。門倉は7回を1失点と好投し、SKは8回表、ハンファの3番手ヤン・フンから3番パク・チョングォンの本塁打で1点を追加した。しかしハンファはその裏SKの3番手イ・スンホ(背番号20)から3番チャン・ソンホのタイムリー、4番チェ・ジンヘンの2ランで4−4の同点に追いつき、代わったSKの4番手ソン・ウンボムから途中出場の6番の大卒新人イ・サンフンのプロ初打点となるタイムリーで逆転した。
 最後は4番手パク・チョンジンが抑え、最下位ハンファが逆転勝ちし引き分け1つをはさんでの7連敗から脱出した。7回から8回まで登板したヤン・フンが、味方の逆転もあり幸運にも4勝目。同点2ランを打ったチェ・ジンヘンが1本塁打3打点と活躍。首位SKは4番手パク・チョンジンフ陣が打たれ逆転でまさかの6連敗で、2位サムソンがキアに勝ったためその差はさらに縮まり、首位争いは8月も終わりに差しかかってきてますます混沌としてきた。
  

サムソン 9−5 キア  (光州) 
(勝)チョン・ヒョヌク 8勝1敗11S  (敗)ヤン・ヒョンジョン 14勝5敗
本塁打) サムソン : シン・ミョンチョル 7号、チェ・ヒョンウ 20号  キア : チャ・イルモク 7号 
 サムソンは1回表、キアの先発ヤン・ヒョンジョンから4番チェ・テインのタイムリー、7番チェ・ヒョンウのタイムリーや相手のエラーで4点を先制した。キアは4回裏、サムソンの先発チャン・ウォンサムから3番チャ・イルモクの2試合連続本塁打で1点を返し、5回裏2番アン・チホンの2点タイムリーで3−4と1点差に迫った。サムソンは6回表キアの3番手ソン・ヨンミンから5番カン・ボンギュ、6番シン・ミョンチョルのタイムリーで3点を追加し、5回途中から登板した2番手チョン・ヒョヌクが好投し反撃を許さなかった。
 9回表キアの4番手パク・キョンテからシン・ミョンチョル、チェ・ヒョンウの2者連続本塁打で2点を追加し、キアは9回裏サムソンの5番手アン・ジマンから8番イ・ヒョンゴン、途中出場の9番チェ・ヨンギュの2者連続犠牲フライで2点を返したが、反撃もここまでで2位サムソンが快勝し、ハンファに敗れて6連敗となった首位SKとの差をさらに縮めた。勝利投手まであと1人だったチャン・ウォンサムを受け継いだチョン・ヒョヌクが8勝目。打線ではシン・ミョンチョルが3安打1本塁打2打点、チェ・ヒョンウが2安打1本塁打3打点と活躍。5位キアは先発ヤン・ヒョンジョンが4回途中4失点で降板し、4連勝となった4位ロッテとの差がさらに広がった。
     

トゥサン 6−8 ロッテ  (釜山・社稷) 
(勝)キム・イリョプ 2勝1敗  (セーブ)キム・サユル 1勝4敗3S  (敗)チョン・ジェフン 6勝4敗1S
本塁打) トゥサン : イ・ソンヨル 19号、キム・ドンジュ 19号、チェ・ジュンソク 18号、ヤン・ウィジ 16号  ロッテ : イ・デホ 40号、チョン・ジュヌ 12号
 トゥサンは2回表、ロッテの先発チャン・ウォンジュンから6番イ・ソンヨルの本塁打で1点を先制し、3回表2番コ・ヨンミンのタイムリーで1点を追加した。ロッテは3回裏、トゥサンの先発ホン・サンサムから2番ソン・アソプ、3番チョ・ソンファンのタイムリーで2−2の同点に追いついた。トゥサンは6回表4番キム・ドンジュ、5番チェ・ジュンソクの2者連続本塁打、代わったロッテの2番手ホ・ジュンヒョク(背番号20)から9番オ・ジェウォンのタイムリーで3点を勝ち越した。ロッテもその裏、4番イ・デホの40号本塁打で1点を返した。シーズン40本塁打は2003年のイ・スンヨプ(サムソン、現読売)、シム・ジョンス(現代、2008年引退)以来7年ぶりとなった。
 ロッテは8回裏トゥサンの2番手チョン・ジェフンから相手のエラーが相次ぎ5−5の同点に追いつくと、代わった3番手イ・ヒョンスンから7番チョン・ジュヌの3ランで逆転した。トゥサンは9回表ロッテの4番手キム・サユルから8番ヤン・ウィジの5試合連続本塁打で1点を返したが、反撃もここまでで4位ロッテが逆転勝ちで4連勝し、勝率5割に大きく近づいた。6回途中から8回まで無失点に抑えた3番手キム・イリョプが2勝目。3位トゥサンはエラーが相次ぎ同点に追いつかれ逆転され、キアに勝った2位サムソンとの差が広がってしまった。打線ではイ・ソンヨルが3安打1本塁打1打点と活躍。


(8回裏決勝3ランを打ったチョン・ジュヌ。) 
 
 
ネクセン 5−4 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)オ・ジェヨン 1勝1敗  (セーブ)ソン・スンナク 2勝1敗20S  (敗)イ・ドンヒョン 5勝5敗
本塁打) LG : パク・ヨンテク 8号  ネクセン : ソン・ジマン 13号
 LGは1回裏、ネクセンの先発バーンサイド(元読売)から1番パク・ヨンテクの先頭打者本塁打で1点を先制し、ネクセンは3回表、LGの先発パク・ヒョンジュンから1番チャン・ギヨンのタイムリーで1−1の同点に追いついた。LGは3回裏3番イ・テックンの2点タイムリーで勝ち越したが、ネクセンは6回表LGの2番手イ・サンヨルから4番ソン・ジマン、代打チャン・ヨンソクのタイムリーで3−3の同点に追いついた。LGもその裏9番パク・ヨングンのタイムリーで1点を勝ち越した。
 7位ネクセンは8回表LGの5番手イ・ドンヒョンからソン・ジマンの2ランで逆転すると、オ・ジェヨン、守護神ソン・スンナクの継投で相手の反撃を断って接戦を制した。7回途中から8回途中まで無失点に抑えたオ・ジェヨンが2010年シーズン初勝利。2010年シーズン群から除隊され復帰したソン・スンナクは、自身初となる20セーブ目。打線では逆転2ランを打ったソン・ジマンが2安打1本塁打3打点と活躍。6位LGは継投策に失敗し、7位ネクセンとの差が縮まり上位との差は広がる一方である。