ハンファは28日、ハン・デファ監督(52)の辞任を発表した。2012年シーズンの残り試合はハン・ヨンドク首席コーチ(47)が監督代行として指揮を執ることになった。
現役時代は名三塁手として活躍し、引退後は大学野球部の監督やサムソンの首席コーチをつとめ指導者としても活躍していたハン・デファ監督は、2009年オフにハンファの監督となった。2010年は2年連続の最下位に終わったが、2011年は外国人選手の活躍もあってLGと同率6位で終え、オフに大物メジャーリーガーのパク・チャンホ(元オリックス)が入団し、かつての主砲キム・テギュン(元千葉ロッテ)が復帰したこともあって、2012年シーズンの期待値は例年以上に高かった。しかし上位争いに加わることは一度もなく5月からは最下位に定着し、8月になっても上昇の兆しはなく、最近は8月22日から26日まで4連敗となり勝率も4割を切っていた。このままでは最下位は確実な状況だったが、ハンファ球団史上2人目ではあるが異例とも言えるシーズン途中の監督辞任には誰もが驚きを隠せない。
ハン・ヨンドク監督代行はハンファの前身のピングレ時代から主力投手として活躍し、2004年の現役引退後は主にコーチとして後進の指導に当たってきた。2012年シーズンは当初リハビリコーチだったが、途中で1軍首席コーチに配置転換となった。2009年以降長期低迷が続くハンファの新監督はシーズンオフに決定する方針。
(文責:ふるりん)