DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

ハンファ初の外国人監督カルロス・スベロと契約

 ハンファは11月27日、ベネズエラ出身のカルロス・スベロ新監督(48)と契約した。任期は2021年から3年で、年俸などは双方合意のもと公開しないことになった。

 カルロス・スベロ新監督は1991年から1995年までカンザスシティロイヤルス、ピッツバーグパイレーツ、テキサスレンジャースなどMLBメジャーリーグベースボール)傘下のマイナーリーグや、1997年にインディペンデントリーグのビッグサウスリーグなどで主に遊撃手として活躍した。現役引退後はマイナーリーグのコーチとなり、2016年からミルウォーキーブルワースの一塁・内野コーチとなった。2017年にはWBCワールドベースボールクラシック)のベネズエラ代表のコーチ、2019年にはWBSCプレミア12のベネズエラ代表監督を務めた。2019年シーズン終了後にブルワースのコーチを退任していた。

 ハンファとしては初の外国人監督であり、2020年はプロ野球タイ記録となる18連敗を記録、6月にはハン・ヨンドク監督が辞任し残り試合はチェ・ウォンホ監督代行が指揮するも2014年以来6年ぶりの最下位と低迷したチームの再建が託された。なお、2021年シーズンは2020年より指揮を執るキアのマット・ウィリアムス監督、ハンファのカルロス・スベロ新監督と、プロ野球史上初めて外国人監督のチームが2チーム以上存在することになる。

 

(文責 : ふるりん