DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  ハン・ヨンドク新監督就任

 ハンファは31日、2018年シーズンからハン・ヨンドク監督(52)と契約期間3年、契約金3億ウォン、年俸3億ウォンの総額12億ウォンで契約した。2017年シーズン途中の5月23日にキム・ソングン監督が辞任してから10月3日のレギュラーシーズン最終戦までイ・サングン監督代行が指揮していたが、ようやく正式な監督が就任した。
 ハン・ヨンドク新監督は現役時代投手として活躍した。1987年ピングレ(ハンファの前身)に申告選手として入団し、1988年一軍に初めて出場、1991年には17勝を記録するなど2004年にハンファで現役を引退するまで個人通算120勝を記録した。引退後は指導者に転身しハンファのコーチを務め、ハン・デファ監督の辞任後の2012年8月からシーズン終了まで監督代行も務めた。その後は2013 WBC(ワールドベースボールクラシック)韓国代表の投手コーチを務め、MLB(メジャーリーグベースボール)ロサンゼルスエンゼルス傘下のマイナーリーグチームでコーチ研修を受けた。2015年以降はトゥサンのコーチを務め、10月30日にトゥサンがキアとの韓国シリーズを終えた後に、ハン・ヨンドクのハンファ新監督就任が正式に発表された。
 ハンファは2004年シーズン限りで退任したユ・スンアン監督以降、13年ぶりに現役時代ピングレ−ハンファで活躍した指導者が監督に就任した。2013年から2014年はキム・ウンニョン、2015年から2017年シーズン途中までキム・ソングンプロ野球界屈指の実績を残した監督が指揮したにもかかわらず上位には進出できなかった。2017年シーズンは8位に終わり長期の低迷が続くハンファは、ハン・ヨンドク新監督のもと2018年シーズンは11年ぶりのポストシーズン進出を目指す。


(10月31日の為替レート:1億ウォンが1011万6600円。)

(文責:ふるりん