DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  5月2日  ソウル・蚕室野球場

 2012年シーズンも、時折写真で韓国の現地の様子をお伝えします。 

 最初はソウル・蚕室野球場の様子です。
 韓国プロ野球のメッカとして30年近く使用されてきた蚕室野球場は、2012年シーズン週末の入場券完売は当たり前、そして平日でもカードによっては大入り満員かそれに近い状態になります。
 そのため、特に週末野球場へ行かれる場合、韓国に知人・友人がいる場合は、事前にチケットを買っていただいたほうがよいでしょう。そうでない場合は、試合開始2時間以上前にはチケット売り場に並んでいたほうがよいかと思います。
(ただしカードや日時によってはさほど混雑しない試合もありますのでご安心ください)



 5月2日のLG−ハンファ戦は、ビジターの3塁側ハンファ応援席で観戦しました。
 水曜日のナイターということもあり、試合開始の18時半前はさほど座席が埋まっていませんでした。しかし日が沈み夜の帳が下りると、仕事や学校帰りの野球ファンたちの熱気がどんどん高まっていき、1塁側のホームLG応援席だけでなく、ハンファ応援席も満員に近い状態になりました。



 両チームの応援団長も気合が入ります。


 

 この日ハンファ応援席がいつになくにぎわっていたのは、先発がエースのリュ・ヒョンジンだったからです。


 しかし1回表に5点を失うなどまさかの乱調で、ハンファは劣勢に立たされます。
 ですが、日本から帰ってきた4番打者キム・テギュンの一発でハンファ応援席は大いに沸きあがります。


 試合中には恒例の「キスタイム」だけでなく、

女性ファンたちが自分の好きなLGの選手をどれだけ長く叫んでいられるか、というコンテストもありました。選手だけでなくファンも野球場の盛り上げに貢献するのが韓国流です。


 LGがリードを保っていたこともあり、1塁側応援席は終盤になってもさらにヒートアップしています。


 LGは磐石の継投で6−2と逃げ切り勝利しました。


 今の韓国プロ野球は空前の人気により、言葉や選手がわからなくても「熱気」を感じ楽しめる空間となっています。
 今後も時折その空気を感じられるを写真を載せていきます。
 また2軍戦の様子も紹介いたしますので、どうかご期待ください。
 
(文責 : ふるりん