KBO(韓国野球委員会)は15日、2011年シーズンのこれまでとの相違点を発表した。
主要な点をあげると、まずは引き分け制度の復活である。2009年から2010年までは、延長12回を終えても決着がつかない場合は引き分けとなっていたが、勝率計算上では負けと同じ扱いになっていた(勝率は勝利数を試合数で割ったものだった)。しかし現場からの不満が大きく、2011年シーズンから延長12回で決着がつかなかった場合引き分けとし、勝率計算から引き分け数を除外することになった(2008年までの方式に戻した)。
その他としてはポストシーズンの延長が2010年までの12回から15回までとなった。またオールスター戦は7月23日、ソウル・蚕室野球場で実施される。
またFA(フリーエージェント)制度が大きく変更され、4年制大学を卒業しプロ入りした選手たちの最短取得年数を、これまでの9年から8年までに短縮した。また他球団のFA選手と契約した場合、前所属球団にその選手の前年の年俸3倍に相当する補償金か保護対象以外の選手1名、または年俸の4.5倍に相当する補償金を与える必要があった。しかし2011年シーズンオフから、前年の年俸2倍に相当する補償金と保護対象(これも18名から20名に拡大)以外の選手1名、あるいは前年の年俸の3倍の補償金のどちらかとなり、獲得球団の金銭的負担が大きく減少した。
(文責 : ふるりん)