DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  2011年シーズンの相違点発表  引き分け制度復活

 KBO(韓国野球委員会)は15日、2011年シーズンのこれまでとの相違点を発表した。
 主要な点をあげると、まずは引き分け制度の復活である。2009年から2010年までは、延長12回を終えても決着がつかない場合は引き分けとなっていたが、勝率計算上では負けと同じ扱いになっていた(勝率は勝利数を試合数で割ったものだった)。しかし現場からの不満が大きく、2011年シーズンから延長12回で決着がつかなかった場合引き分けとし、勝率計算から引き分け数を除外することになった(2008年までの方式に戻した)。
 その他としてはポストシーズンの延長が2010年までの12回から15回までとなった。またオールスター戦は7月23日、ソウル・蚕室野球場で実施される。
 またFA(フリーエージェント)制度が大きく変更され、4年制大学を卒業しプロ入りした選手たちの最短取得年数を、これまでの9年から8年までに短縮した。また他球団のFA選手と契約した場合、前所属球団にその選手の前年の年俸3倍に相当する補償金か保護対象以外の選手1名、または年俸の4.5倍に相当する補償金を与える必要があった。しかし2011年シーズンオフから、前年の年俸2倍に相当する補償金と保護対象(これも18名から20名に拡大)以外の選手1名、あるいは前年の年俸の3倍の補償金のどちらかとなり、獲得球団の金銭的負担が大きく減少した。 
(文責 : ふるりん